青葉区雨宮町の東北大学農学部雨宮キャンパス跡地に建設される「仙台厚生病院」の移転新築現場の最新状況を見てきました。
旧東北大学農学部の正門跡の前から撮影。
正門跡が工事車両や資材の搬入口として利用されていますが、仙台厚生病院の新病棟は正門跡の左側(西側)に建設されます。敷地の周囲は高いパネルで囲まれていて、今回見てみたら、そのパネルに「建築計画のお知らせ」が掲示されていました。
4月に貼られたばかりのようですが、それによると新しい仙台厚生病院は、敷地面積41,270㎡、建築面積10,330㎡、鉄骨造の地上9階+PH(塔屋)1階で高さ44m、延べ面積46,320㎡の規模の病院、保育所の建物になります。河北新報等の報道によると、病床数は409床でプライバシーに配慮して完全個室化されるということで、設計はコロナの前ですが結果的に感染症対策にも適した構造になるそうです。
現在、敷地内で行われている地盤工事は5月31日に終了、7月4日から新しい病院の建設工事が着工します。
雨宮キャンパス跡地の西側を撮影。ここに新しい病院が建設されます。
雨宮キャンパス跡地の再開発は、他にマンション2棟とイオンモールという構成です。マンション2棟は高さが40mぎりぎりですが、新しい病院は高さ44mということで、塔屋の分だけマンションよりも多少高くなるようですね。塔屋の上はヘリポートになります。
東側のイオンモール建設予定地でも地盤工事が行われています。こちらの方には、まだ「建築計画のお知らせ」は掲示されていませんでしたが、着工間近のような雰囲気だったので、間もなく動きがあるかもしれませんね。
西側の堤通から撮影。
仙台厚生病院の新築工事は令和5年12月25日に完成予定で、翌年の5月頃に現在の青葉区広瀬町から移転して開業する予定です。