東二番丁通にある「電力ビル」とその隣接地で計画されている再開発が遅れるということが日本経済新聞、河北新報などで報道されました。
再開発計画は、電力ビルと隣接地を解体した跡地に高さ35階と24階のツインタワーを建設するという大規模なもので、2023年に発表されていました。
2024年度内に再開発組合を設立、2025年度から段階的に既存のビル解体工事を始めるということでしたが、建設費や人件費などが高騰しているので、当初計画していた今年度中の再開発組合の設立を見送ることになったそうです。
電力ビルのエントランスに掲示されている貼り紙は、2023年に発表された時に貼りだされたもので、2030年頃に電力ビル本館を解体することが書かれています。今回の組合設立延期による記載の変更はありませんでしたが、今後変更されるかもしれません。
再開発区域に含まれている広瀬通沿いのビルは、2025年から解体されるものと思われていましたが、新しいテナントがオープンしたので、2025年の解体予定も遅れるんでしょうね。
東二番丁通と広瀬通の交差点から撮影。
建設予定の35階建てと24階建てのツインタワー計画に変更はないということで、現在は建設費の価格動向を注視している状態だそうですが、採算が合わなければ規模を変更する可能性も考えられるので、今後の報道に要注目です。仙台の将来を左右しかねない大きな再開発なので、なんとか当初の計画通りに進んで欲しいものですね。
※参考リンク
日本経済新聞2024年12月14日付記事
仙台・電力ビル一帯開発に遅れ、建築費の高騰で
河北新報2024年12月16日付記事
仙台・電力ビル周辺の再開発に遅れ 建築費が高騰、組合の24年度内設立は見送り