廃墟化した「ホテル木町」の解体工事が始まる・2021年8月

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青葉区木町通の県道31号仙台村田線(旧国道48号線)沿いにある「ホテル木町」の解体工事進捗状況を見てきました。東北大学病院の東側、木町通小学校の北側の場所です。

1年以上前の2020年5月に解体が決まったと報道されましたが、昨年9月に見に来た時には入り口は閉鎖されていたものの建物はそのままの状態でした。しかし、今回見てみたら建物の周囲に足場が設置されていました。


下の方から防音シートも取り付けられ始めていて、解体決定から1年以上経過して解体工事が本格的に始まったようですね。


道路から見てみたら、1階と2階の一部が大きく壊されているのが見えました。奥の方に黄色い重機が見えたので、重機の出入り口のスペース確保のために先に壊されたんでしょうか。


河北新報の記事によると、ホテル木町は全109室のうち、1~3階がホテル、4~7階が分譲マンションという形態で1977年4月に開業しましたが、1999年1月にホテルが廃業、2002年には宿泊用だった部屋も一般に売却されて、分譲マンションになっていたそうです。


その頃から反社会的勢力や逮捕歴のある金融業者などが関わってきて、架空投資事件に利用されたりして権利関係が複雑になり、ほとんどの入居者が出て行ったあとは素性の分からない人たちが違法に住み始めて、廃墟化が進むと同時に無法地帯のような異様な雰囲気を醸し出す建物になっていました。


そんな建物を解体しようと2019年秋に管理組合の代表が、所有権を持つ人達の5分の4以上の賛成を得て解体を決定、解体工事の実現に向けて更に1年以上かかったものの今年7月から工事が本格的に始まりました。


西側の木町通との交差点から撮影。
解体工事が始まったので今後は跡地の再開発が注目されます。しばらくの間は駐車場として利用しながら悪い噂話や良くないイメージが薄れてからの再開発になりそうな感じもしますが、どうなるのか今後の情報に注目ですね。