仙台市登録文化財「釈迦堂」解体修復工事の進捗状況・2021年7月

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宮城野区榴岡の孝勝寺の境内で行われている仙台市登録文化財「釈迦堂」解体修復工事の進捗状況を見てきました。


孝勝寺は2003年に完成した五重塔が有名ですが、伊達政宗公が出陣の時に戦勝祈願をしたということで、伊達家とは縁が深いお寺です。五重塔の横(東側)にシートで覆われた建物が見えました。


2019年7月に見た時には釈迦堂が完全に解体されていて、その後は土台だけが残っている状態が長い間続いていましたが、今回見てみたら建物が組み上がってきていました。創建時からの部材の中で使用できるものは出来るだけ使用しながら改修するそうです。


周囲に組まれた足場の中で組み立て作業が行われていました。足場に取り付けられているネットが捲り上げられている場所から中を見てみたら、釈迦堂の下の部分が組み上がっているのが見えました。


以前は白い漆喰の壁に花頭窓だった部分が黒い漆塗りの壁と装飾窓に変わっていました。


長い年月の間に修復を繰り返して、変わってしまった部分を今回の解体修復工事では創建当時の姿に戻すことになったので、漆塗りに変わったのも昔のオリジナルの外観に復元されたということなんでしょうね。解体しての全面的な改修は320年ぶりだとか。


釈迦堂は、4代藩主の綱村公が1695年(元禄8年)に、生母三沢初子のために建立したもので、榴岡公園の北側、みやぎNPOプラザ(旧県立図書館跡)の場所にありましたが、1973年(昭和48年)に図書館が建設される時に孝勝寺境内に移築されました。仙台市登録有形文化財に指定されたのは平成7年(1995年)だそうです。


6月29日に上棟式が行われたので、建立当時の姿に復元された釈迦堂が姿を現すのも間もなくのことでしょうね。