仙台市登録文化財「釈迦堂」の解体修復工事が完了・2022年4月

twitterで最新情報を発信中!

フォローする


宮城野区榴岡の孝勝寺境内にある「釈迦堂」の解体修復工事が完了しました。


3月16日深夜に発生した福島県沖地震(仙台市内では最大震度5強)の影響もないようで、木造の五重塔とともに無事でした。


五重塔の東側に、修復された釈迦堂が姿を現していました。


上の写真は2003年に撮影した修復前の釈迦堂です。
修復前の釈迦堂は移築と修理などで造営当時の外観とは変わってしまっていたので今回の解体修復工事では、もともとの外観に戻すことになりました。


修復前は黒い柱に白い漆喰塗りの壁と朱色の装飾でしたが、全く違う雰囲気になりました。


黒い漆塗りの外観に金箔と緑色の装飾、軒下の朱色が落ち着いたなかにも豪華さを感じさせますね。釈迦堂の周囲を囲む回廊も復元されました。


釈迦堂は、仙台藩4代藩主の伊達綱村公が生母、三沢初子の冥福を祈るために元禄8年(1695年)に建立したもので、元々は榴岡公園の北側にありましたが、宮城県立図書館を建設するために、昭和48年(1973年)に孝勝寺境内に移設されました。


宮城県沖地震や東日本大震災などの大きな地震に何度も遭って傷みも目立ってきたために、令和元年(2019年)に解体修復工事が始まり、今年工事が終了しました。


五重塔は平成15年(2003年)に建立された比較的新しいものですが、地震に強い伝統的な工法で建設された木造の建築物で20年近く過ぎて渋さが増してきているので、釈迦堂とともに仙台の新しい名所になっていって欲しいものですね。