仙台市登録文化財「釈迦堂」解体修復工事の最新状況・2019年7月

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宮城野区榴岡の孝勝寺境内で進む、釈迦堂の解体修復工事の最新状況を見てきました。


五重塔の前に「釈迦堂復元修復寄付金勧募中」と書かれた看板が立てられていて、その横には寄付金の額と寄付をした人や団体の名前が書かれた看板も設置されていました。


五重塔の右側(東側)に釈迦堂が建っていて、5月に見た時は釈迦堂の周囲に足場が組まれていましたが、今回見てみたら足場と共に釈迦堂が無くなっていました。


釈迦堂は4代藩主伊達綱村公が生母の三澤初子への報恩感謝のために建立したもので、幼少時代の綱村公「亀千代丸」を抱いた三澤初子の像の背後に釈迦堂がありましたが、土台だけになっていました。


解体修復工事ということで、解体して使える部材はそのまま使用して使えない部材を新しくして新たに組み立て直すようです。


釈迦堂は仙台市の登録文化財に指定されていて、1695年(元禄8年)に建設されたものですが、何度か修理を行ったり、元々あった場所から現在の場所に移されたりするうちに建設当時とは違ってきた部分があるというとで、今回の修復工事では出来るだけ創建当時の姿に復元するということです。


釈迦堂の修復工事は2021年に完成予定なので、現在の土台だけの状態がもうしばらく続きそうですね。