仙台駅西口の大きな通りに設置されている、ガス灯の改修工事進捗状況を見てきました。元々は全部で117基ありましたが、ペデストリアンデッキの下にあった15基を撤去、ガス灯のまま残すのは8基で、残る94基は全てLED化するという計画です。
ガス灯は1987年の地下鉄南北線開業を記念して、仙台駅前商店街振興組合が設置して仙台市に寄付したものですが、30年以上が経過して器具の不具合や腐食などのために、交差点に面している8基を除いてLED化されることになり、2018年から改修工事が進んでいます。
ガス灯のクラシックな外観はそのまま残しながらLEDに変更されるので、ぱっと見では区別がつかないかもしれません。
夜に撮影したもので比較してみましょう。こちらがオリジナルのガス灯です。
そして、こちらがLED化されたものです。内部の点灯部分が違っています。LEDの方が明るいかなとは思いますが、雰囲気があるのはガス灯の方でしょうか。
青葉通と愛宕上杉通の交差点にあるガス灯は、LED化せずにガス灯のまま残されますが、腐食が進んだ灯具は、新しいものに変えられていました。
今回見てみたら、愛宕上杉通の広瀬通交差点近くの区間で改修工事が行われていました。工事中のガス灯が青いシートで包まれていますね。
ガス灯のLED化に伴って近くの配電盤も改修するようで、同じように青いシートが被せられていました。
ここのガス灯は2灯式でしたが、ガス灯部分が灯具を含めて全て取り外されていました。
1灯式のガス灯も、上の部分が無くなっていますね。腐食が進んでいるということで、内部の器具をLEDに交換するだけではなくて、ポール以外の灯具を新しくするようです。
現在、広瀬通交差点のあたりは、ガス灯が無くなっている状態になっています。
たまたま同じ場所のガス灯を今年1月に撮影していました。今は見ることが出来なくなったガス灯の明かりです。
愛宕上杉通の向かい側(西側)の歩道のガス灯も上の灯具の部分が取り外されていました。計画では、愛宕上杉通の2か所の交差点に面している8基だけをガス灯のまま残すということで、青葉通とハピナ名掛丁の交差点のガス灯が残されるようです。
ちなみに、ガス灯の一部には小さな伊達政宗公騎馬像が乗っているものがありますが、これはそのまま残されるということで一安心ですね。ガス灯の改修工事は2018年から4年計画で改修が行われているので、来年度中には改修工事が終了する予定です。
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