青葉区広瀬町に三菱地所レジデンスがマンションを建設するというので、現場を見てきました。東北大学病院の方から支倉通を南へ進むと、東へ大きくカーブする道路の曲がり角に建設現場がありました。
ここは、NHKの人気番組「ブラタモリ」の仙台編で、タモリさんたちが訪れた豪邸があった場所ですが、すでに解体されて更地になっていました。実は数か月前に、ここの建物が解体されているという情報をいただいていましたが、個人宅の建て替えの可能性もあったので記事にはしませんでした。今回は、跡地が三菱地所のマンションになるということで改めて来てみました。
ブラタモリでは、個人宅の庭の下に規模の大きな防空壕が残っているというので見学に訪れていました。広瀬川の河岸段丘に面していて、崖側に窓がある珍しい防空壕や武家屋敷時代からの樹木、庭にある珍しい石「甌穴」などが紹介されていました。
敷地の奥の方には、武家屋敷時代からの樹木が残っていましたが、建物や庭は無くなっていました。防空壕は残っているのか不明ですが、マンションを建設するのなら地下の空間や構造物などは撤去されてしまうのかもしれませんね。
ここに建設されるのは「(仮称)仙台市青葉区広瀬町計画」で、敷地面積4,318.36㎡、建築面積2,158.00㎡、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の地上6階地下1階、高さ19.99m、延べ床面積11,187.00㎡、戸数47戸の共同住宅です。建築主は三菱地所レジデンスになっていたので、土地が売却されたんでしょうかね。
建設場所は西公園通の西側の支倉通沿いで、道路が大きくカーブする曲がり角の場所です。南側は崖の下を広瀬川が流れています。
曲がり角の東側から撮影。
歴史ある場所で、武家屋敷時代の樹木や珍しい形の防空壕など、ブラタモリで全国に紹介されるほどのものは残してほしいなと思いますが、どうなるでしょうね。「(仮称)仙台市青葉区広瀬町計画」の着工は6月1日、完成は2028年2月29日の予定です。