青葉山の仙台城本丸跡に、伊達政宗公騎馬像が帰ってきたというので見てきました。今年の仙台は例年よりも早く桜が開花したので、満開の桜と騎馬像をみることが出来ました。
帰還した伊達政宗公騎馬像を一目見ようということでしょうか、多くの人が仙台城に集まっていました。
伊達政宗公騎馬像は、2022年3月16日深夜に発生した福島沖地震で傾いてしまい、修復のために昨年7月に台座から降ろされて東京の工房へ移送されました。
騎馬像は約8ヵ月の期間をかけて修復作業を行って3月21日に仙台城へ戻り、31日に修復完了の式典が行われました。破損した馬の足の内部にある支柱を強度の増したものにするなどして、以前よりも頑丈になったそうです。
台座の前に鎮座する狛犬も以前は黒く汚れていましたが、綺麗に汚れが落とされていました。狛犬は移動せずにここで綺麗にしたんでしょうね。
仙台城では、石垣の周囲に生い茂っていた木々の伐採も行われて見晴らしが良くなっていました。そもそも石垣の近くに木が生えていたら、そこから登りやすくなってしまうので城が作られた当時は無かったはずのものですが、長年の間に生い茂っていたものを本来の姿に戻すということなんだそうです。
石垣の前がすっきりとしたので仙台の街中からも石垣が見やすくなって、より城跡らしさが感じられることでしょうね。
仙台城では近い将来、空襲で焼失した大手門を再建する計画ですが、見やすくなった石垣や綺麗になって戻ってきた伊達政宗公騎馬像とともに仙台城の観光の目玉として、出来るだけ早く再建して欲しいものです。