青葉区大町の新仙台ビルディングが建て替えられるというので見てきました。マーブルロードおおまちを西へと進み、一番町との交差点を越えて更に西へと行きます。
「新仙台ビルディング」です。ビルの名前に「新」と付いていますが、1959年(昭和34年)に完成した築59年の古いビルです。
河北新報の報道によると、オフィスビルの空室率の算定基準になる延べ面積990㎡以上のビルでは、仙台市内で一番古いビルなんだそうです。
ビルが建っている交差点は「芭蕉の辻」と言って伊達政宗公が仙台の城下町を作る時に町の中心として定めた場所で、仙台城から東へ伸びる道(大手筋)と江戸と繋がっている街道(奥州街道)が交差する重要な場所でした。
北側から撮影。ビルと同じ敷地内の西側にある「新仙台ビル駐車場」の解体工事が一足先に始まっていました。72台分の立体駐車場も建設するそうなので、古い立体駐車場と同じ場所に建て替えられるのでしょうか。
建築計画のお知らせが掲示されていました。それによると新しいビルも名称は変わらず「新仙台ビルディング」で、地下1階、地上10階、塔屋1階建てで高さ46m(最高高さ47.5m)延べ面積約11,200㎡の規模になるそうです。
東側の1階部分です。1階には七十七銀行芭蕉の辻支店が入っていましたが、仙台ビルディングと共に七十七銀行もビルの建築主として名を連ねているんですね。
七十七銀行はビルの持ち主の一人ではあるものの、芭蕉の辻支店は七十七銀行本店内に店舗内店舗として移転していて、ここには戻ってこない予定だそうです。
撮影した日は工事が始まる前の作業として、工事中に電線に接触したり傷付けたりしないように保護する黄色いカバーを電線に取り付けているようでした。今月から解体工事に着手して来年8月から新築工事を開始、平成32年10月末に完成する予定です。