仙台市役所本庁舎の建て替え計画・2018年5月

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築53年が経って老朽化が進んでいる仙台市役所本庁舎の建て替え場所について、勾当台公園、市民広場、現庁舎の場所、の3か所の中で検討が進められていましたが、有識者検討委員会で、現庁舎の敷地内に建設するのが最適との結論に達し、市長に提言したということが報道されました。


個人的にも、現在の場所での建て替えが良いんじゃないかなと考えていましたが、古い庁舎を取り壊して新しい庁舎が出来るまでの期間、どこで市の業務をするのかということが問題になると思っていました。


しかし、今回の提言によると現庁舎の南側にある噴水や駐車場の場所に新庁舎を建設する、となっているので、現庁舎を使用したまま手前の土地に新庁舎を建設し、新庁舎完成後に引っ越してから現庁舎を解体すれば、市の業務に与える影響も最小限に抑えられるわけですね。


工事の期間中は、駐車場が少なくなるなどの影響はありますが、現庁舎の使用を続けられるというのが利点だと思います。


今回の提言では市議会議事堂と一体化して高層化するという案も出ていて、その場合は19階建ての規模になるということですが、2棟に分けるという案も出ているので、今後の市長や市議会の判断が注目されます。


現庁舎を北西側から見てみました。
新庁舎完成後の現庁舎跡地の活用法については不明ですが、駐車場か広場になる可能性が高そうです。


今後、市民向けの説明会やパブリックコメントの募集をするなどして8月までに基本構想をまとめるそうです。


2026年の完成を目指している仙台市役所本庁舎は、どのような建物になるのでしょうか。大きな期待と少しの不安を持ちながら、基本構想の発表を待ちたいと思います。