宮城野区の榴岡公園で計画されていた、民間事業者によって公園の再整備を行う「Park-PFI方式」による公園整備計画が、公募によって選定された民間企業が辞退したために白紙に戻ったことが報道されました。
「仙台・話題の現場」でも、2018年1月から4回に渡って進行状況をお伝えしてきましたが、解体される予定のレストハウスが、そのまま残っていたので整備計画がどうなっているのかなと思っていましたが、まさかの民間企業が辞退するということになってしまいました。
反対側(南側)から見てみました。レストハウスはすでに閉鎖されていて、自販機だけが稼働している状態です。当初の計画では「オールスパイス」「環研」「秋葉造園」の3社の共同プロジェクトとして、レストハウス跡地にレストランやジムなどが入る新たな施設を建設するということでしたが、採算が合わないという理由で辞退を申し入れ、仙台市もこれを受け入れたんだそうです。
仙台市では事業の方向性を再検討して、改めて「Park-PFI方式」等の公民連携事業を実施できるようにするそうですが、当初の計画の今年3月完成予定からは大きく遅れて、2021年度に公園をリニューアルできることを目指すことになりました。
「Park-PFI方式」による公園再整備事業は、やり直しになってしまいましたが、それとは別の公園整備工事が進行中でした。公園の南西側にある「健康広場」の改修工事です。
古いアスレチック遊具やスケボーの施設などを撤去して改修する工事で、3月19日まで続くということで、「Park-PFI方式」による整備工事と共に再整備が完了する予定だったんでしょうが、こちらだけが先に工事が終わることになるんですね。新たな「Park-PFI方式」による公園再整備事業の今後の進展にも要注目です。