明らかになった東邦銀行仙台支店ビルの建て替えと、思い出されるハピナ名掛丁北側一帯の再開発計画・2020年9月

twitterで最新情報を発信中!

フォローする


仙台市が公表した、都市再生緊急整備地域内で現在計画されている民間の大型再開発一覧には、前回お伝えした「NTT東日本仙台青葉通ビル(既存棟)」の建て替え計画の他に、もう1件、初めて明らかになった再開発計画がありました。「東邦銀行仙台支店ビル」の建て替え計画です。


愛宕上杉通沿いで谷風通りの南側の場所で、ハピナ名掛丁から広瀬通へ向かう途中にあります。


東邦銀行は福島市の銀行で、東北では七十七銀行に次ぐ2番目の規模の銀行だそうです。仙台市内には4カ所に支店がありますが、その中で仙台支店は一番大きな支店で、6階建てのビルが仙台駅の近くに立っています。


東邦銀行のホームページによると、仙台支店は1961年(昭和36年)に開設されたそうですが、現在のビルも昭和に建設されたもので老朽化のために建て替えられることになったんでしょうね。
実は2012年に、この場所を含めたハピナ名掛丁の北側一帯を再開発するという計画がありました。当時は東急不動産がハピナ名掛丁の南側一帯の再開発を計画していた時で、それに対抗するような形で、ホテルや商業施設、都市型水族館などを併設した複合施設を建設するというものでした。


その時に陣頭に立って計画を進めていたのが、東邦銀行の南側にある日吉ビルのオーナーでした。ハピナ名掛丁南側の計画は、東急不動産が手を引いたために頓挫しましたが、北側の計画も、その後の続報はなく計画は進んでいないようです。ハピナ名掛丁北側の一体的な再開発計画が無くなったから、東邦銀行が独自で建て替えることになったとも考えられますが、東邦銀行の建て替えを機に日吉ビルに何らかの動きがある可能性はあるかもしれませんね。(あくまで個人的な想像です。)


ハピナ名掛丁北側一帯の再開発が無くなったとしても、再開発に積極的だった日吉ビルと隣接しているので、2棟のビルの一体的な再開発を期待してしまいますが、仙台市が公表した再開発一覧に掲載されているのは、東邦銀行単独の建て替え計画なので、そこは混同しないようにしたいですね。東邦銀行建て替え計画は着工の時期も建物の規模も現時点では不明なので、今後の情報を待ちたいと思います。

※関連リンク


※参考リンク

仙台市公式ホームページ~都市再生緊急整備地域

内閣府地方創生推進事務局~仙台市都市再生特別地区