仙台市商業地の公示地価トップ10発表・2021年3月

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前ページに引き続いて、2021年公示地価の5位から1位を発表します。

第5位 青葉区本町2-16-10・メットライフ仙台本町ビル


地価2,410,000、変動率4.8%
東二番丁通のタワービル斜め向かい側にあるオフィスビルが5位になりました。


メットライフ仙台本町ビルの南側では新しいテナントビルが建設中です。北側の定禅寺通交差点、南東角のホテルコムズ仙台跡地は、某宗教団体が購入して信者向けの駐車場のままになっているので今後の動向が気になりますね。

第4位 青葉区中央2-10-20・シエロ広瀬通ビル


地価2,420,000、変動率4.8%
広瀬通の地下鉄広瀬通駅近くのビルが昨年と同じく4位になりました。


広瀬通を挟んだ向かい側(北側)では、ドーミーイン系列の和風ホテル「御宿野乃仙台」の建設が進んでいます。当初開業予定の2021年2月が過ぎてしまいましたが、足場の撤去作業中だったので完成間近のようです。

第3位 青葉区中央2-2-24・マツモトキヨシクリスロード店


地価2,590,000、変動率0.0%
クリスロード内のドラッグストアの土地が昨年と同じ3位です。変動率も0%で、地価も変化なしでした。


マツモトキヨシの目の前には、楽天イーグルスの巨大なユニフォームが飾られています。今年は8年ぶりに田中将大選手が楽天に帰ってきたということで、人気と試合結果が期待されます。コロナ禍じゃなければ、観客動員数が大きく増加したと思われるので残念ですね。

第2位 青葉区一番町2-1-1・仙台銀行ビル


地価2,740,000、変動率5.4%
青葉通の仙台銀行本店ビルが2位でした。全体的に上昇率が小さくなっていて下落した場所も出てきた状況の中で、仙台市の商業地では一番の上昇率でした。


青葉通を挟んだ向かい側(北側)の一帯では、大規模な再開発が計画されています。写真右側の三菱UFJ信託銀行のビルから、藤崎百貨店までの広範囲の再開発計画が実現したら、一番町地区の人気が復活して地価も大きく上昇すると思われるので、再開発が順調に進んで欲しいものですね。

第1位 青葉区中央1-10-1・ヒューモスファイブ


地価4,160,000、変動率3.5%
仙台駅前のテナントビル「ヒューモスファイブ」が、2位以下を大きく引き離して今年も1位になりました。ヒューモスファイブの屋上にあったコカコーラの看板が、不動産会社のレーベンの看板に取り換える工事をしていました。コカコーラの看板には大型LEDのディスプレイが設置されていましたが無くなってしまったようです。


ヒューモスファイブの周辺では、さくら野百貨店跡地(写真左側)と仙台ホテル&GSビル跡地(写真右側)で大規模な再開発が計画されています。この区間の青葉通を公園化する計画もあって、近い将来この街並みが大きく変化する可能性が高いですが、地価にどんな影響を与えるんでしょうね。今回はコロナ禍の厳しい状況の中だったので、地価にも悪影響が出てしまいましたが、それでも10地点のうち7地点が上昇していて(2地点が下落、1地点が現状維持)、仙台市中心部に対する需要の高さと期待が感じられる結果となりました。

※参考資料
河北新報2021年3月24日朝刊記事

2021年公示地価・10位~6位