仙台市商業地の公示地価トップ10発表・2020年3月

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全国の公示地価が今年も発表されました。路線価や基準地価など地価には複数の算定方式がありますが、公示地価は国土交通省が発表する毎年1月1日時点の土地価格のことで、土地取引の指標になるものです。今年の仙台市の公示地価、商業地トップ10を10位から順番に見ていきたいと思います。

公示地価トップ10の場所とともに周辺の現在の状況もレポートします。写真は全て今年の公示地価発表後に撮影したものなので、最新の仙台市中心部の様子をご覧頂けます。

※公示地価のデータは河北新報の2020年3月19日朝刊に掲載されたものを引用させて頂きました。

第10位 青葉区大町1-2-6・信用金庫会館


地価1,190,000円、変動率13.3%
青葉通と晩翠通の交差点北東角で晩翠草堂の西隣の場所が10位になりました。


信用金庫会館の東側では高層マンション「シエリアタワー仙台青葉通」が建設中です。青葉通は仙台駅の近くはオフィスビルが立ち並んでいますが、西へ行くほどマンションが増えてきています。地下鉄東西線が青葉通の下を通るようになってからは、中心部の人気のエリアとして、周辺では一層マンションの建設が盛んになってきています。

第9位 青葉区国分町1-7-18・白蜂広瀬通ビル


地価1,330,000、変動率15.7%
広瀬通と国分町通の交差点西側近くにあるビルが9位になりました。ホテルグランテラス仙台国分町の南側の場所です。


白蜂広瀬通ビルの西側では、新たな商業テナントビル「(仮称)フィル・パーク仙台広瀬通」が建設中です。国分町の近くで駐車場になっている場所が複数あるので、今後も再開発が期待されますね。

第8位 青葉区一番町2-3-26・金港堂書店


地価1,510,000、変動率11.9%
サンモール一番町にある仙台で有名な本屋さんが8位でした。


サンモール一番町は中心部のアーケード街では唯一、アーケード内に駐車場として利用されている土地があります。以前は隣接する「壱弐参(いろは)横丁」と共に再開発計画がありましたが、地権者の合意形成が出来ずに頓挫してしまいました。その後、壱弐参横丁が昭和レトロな雰囲気で人気スポットになったので、駐車場との一体的な再開発がますます難しい状態になってきていますが、今後の動向に注目したい場所です。

第7位 青葉区中央3-4-8・仙台ヘアメイク専門学校


地価2,130,000 変動率19%
南町通沿いに建つアルモントホテル仙台の東隣の専門学校が入るビルが7位でした。


すぐ西側の東二番丁通との交差点、北東側では「仙台SSスチールビル」の解体工事が始まっていて屋上にあった「県民共済」の大きな看板が撤去されていました。角地の駐車場跡と共に今後の再開発情報が待たれます。

第6位 青葉区一番町3-4-8・よろず園ビル


地価2,250,000、変動率9.2%
ぶらんど~む一番町のアーケードにあるテナントビルが6位でした。昨年は4位でしたが6位に下がってしまいました。トップ10の地価は全て上昇していますが、この場所が一番低い変動率(上昇率)でした。


一番町のアーケード街は近年、通行量が仙台駅周辺に比べて低くなっていますが、それが地価にも影響したのでしょうか。マーブルロードおおまちの一番町側に大型ビジョン「まちくるビジョン」を設置するなどしているので、今後の通行量の増加と地価の上昇に期待したいですね。

次のページでは、5位から1位を発表します。

公示地価、5位~1位