仙台市商業地の公示地価トップ10発表・2020年3月

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前のページに続いて、5位から1位を発表します。

第5位 青葉区本町2-16-10・メットライフ仙台本町ビル


地価2,300,000、変動率15%
東二番丁通のオフィスビルが昨年と同じく5位になりました。タワービルの北東側、仙台三越の南東側にあるビルです。


東二番丁通の広瀬通と定禅寺通の間の区間は、ビルが立ち並んでいて空いている土地はありませんが、唯一、ホテルコムズ仙台(旧三井アーバンホテル仙台)の跡地を某宗教団体が購入して、信者専用の駐車場になっています。今のところ建設工事が始まる気配はありませんが、中心部の一等地なので、どのように利用するのか今後の動向が気になります。

第4位 青葉区中央2-10-20・シエロ広瀬通ビル


地価2,310,000、変動率18.5%
昨年までは「Human広瀬通ビル」という名前でした。昨年の6位から4位にランクアップしました。よろず園ビルと順位が入れ替わったんですね。


広瀬通を挟んだ向かい側(北東側)では新しいホテル「(仮称)御宿野乃 仙台」が建設中です。他にも「ダイワロイネットホテル仙台一番町」が完成して、広瀬通とその周辺はホテルが多く立ち並ぶ場所になりました。

第3位 青葉区中央2-2-24・マツモトキヨシクリスロード店


地価2,590,000、変動率17.2%
クリスロードのアーケード内にあるドラッグストアの土地が昨年と同じく3位になりました。


クリスロードは仙台駅前と一番町方面を繋ぐ商店街として通行量が多く、コロナウイルスの問題があっても相変わらず多くの人が行き交っていました。最近はドラッグストアやコーヒーショップ、コンビニなどの全国展開している店舗が増えてきて地元の老舗が減ってきたのが残念ですが、賑わいは変わっていません。

第2位 青葉区一番町2-1-1・仙台銀行ビル


地価2,600,000、変動率15%
青葉通沿いにある仙台銀行の本店ビルが2位でした。東二番丁通との交差点の西側の場所です。


青葉通を挟んだ北西側には地元のデパート「藤崎デパート」がありますが、現在の店舗の建物について、2020年に建て替え計画を決めたいという社長の発言が報道されています。地下鉄駅の建設とともに歩道を広げる等の再整備が行われましたが、藤崎の動向次第では地価にも大きな影響がありそうですね。

第1位 青葉区中央1-10-1・ヒューモスファイブ


地価4,020,000、変動率11%
仙台駅前のテナントビル「ヒューモスファイブ」が今年も1位になりました。2位以下に大差をつけての圧倒的な1位です。


ヒューモスファイブの北側にある、さくら野百貨店跡地の再開発計画が明らかになりました。2棟の高層ビルを低層の商業棟で繋ぐという大規模なものです。ヒューモスファイブの西側でもオリックスの再開発が期待されていて、ヒューモスファイブがオリックスの再開発に協力するのか注目されています。近い将来、大きな再開発が動き出すと予想されている仙台駅近くの青葉通は、今後も地価1位の座は不動のようですね。

公示地価、10位~6位

※参考資料
河北新報2020年3月19日付朝刊記事