川内追廻地区に残っていた最後の一人が移転に合意して最終段階にきた「青葉山公園」整備工事・2022年9月

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広瀬川に架かる大橋の南西側、川内追廻地区で整備工事が進む「青葉山公園」の最新状況を見てきました。


大橋を渡って青葉山の方へ進むと、左側(南側)に川内追廻地区が見えます。手前の方は整備が進んでいて、新しい公園の姿が分かるようになっていますね。


まだ立ち入り禁止ですが、国際センター前の道路から公園へ降りて行く階段の先に公園センター「仙臺緑彩館」が見えました。


「仙臺緑彩館」の前のスペースも整備が進んできていますね。


青葉山公園の整備工事は、来年4月に開催される「仙台緑化フェア」に合わせて開園することになったので、令和5年3月31日までとなりました。


青葉山公園の公園センター「仙臺緑彩館」は、建物は完成していて内装や展示関係の作業が行われているようです。


公園の広場になる場所には何本もの街灯が設置されましたが、まだ芝生は敷かれていませんでした。川内追廻地区は、戦争で焼け出された人や大陸から引き揚げてきた人など、住む場所を失った人たちのための住宅が作られましたが、応急的なものだったために明け渡しを求める仙台市と住民との間で長い間係争が続いていました。


2011年に集団移転先の市営住宅が完成し、ほとんどの人が移転したので、もう住んでいる人はいないものだと思っていましたが、一人だけ明け渡しを拒否し続けていた人がいたそうです。今回、最後の一人が明け渡しに合意したということが報道されました。


今まで気づきませんでしたが、望遠レンズで見てみると敷地の奥の広瀬川に近い場所に、ツタが絡まっている住宅が一軒だけ残っているのが見えました。移転に合意したので、最後の住宅も撤去されるんでしょうね。仙台市では追廻地区の歴史を刻んだ石碑を設置して、元住民の人たちの思いを未来へ残すそうです。


広瀬川の方から見ると、青葉山公園の上の方に仙台城の伊達政宗公騎馬像があった場所が見えました。地震で破損したために現在は東京で修復中ですが、来年3月末に戻ってくる予定なので、新しい公園が開園する頃には、修復されて戻ってきた伊達政宗公騎馬像の姿も見られるんでしょうね。

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