2025年の基準地価が発表されました。基準地価は各都道府県が定めた基準地の、7月1日時点の1平方メートルあたりの地価を調査するものですが、住所やビルの名前だけでは場所が良くわからない人もいると思うので、2025年度の仙台市商業地区の基準地価トップ10の現場の写真を、第10位から見ていきたいと思います。
トップ10の基準地は去年と同じ場所ですが、全て2025年9月の基準地価が発表されたあとに撮影したものなので、最新の仙台の街並みをご覧いただけます。周辺の状況なども少しお伝えします。
※トップ10に入った土地の住所やビル名、地価、上昇率などのデータは河北新報の2025年9月17日付朝刊に掲載されたものを引用させて頂きました。
2024年・地価 833,000円、変動率 +8.7%
2023年・地価 766,000円、変動率 +8.7%
2022年・地価 705,000円、変動率 +8.5%
2021年・地価 650,000円、変動率 +4.0%
2020年・地価 625,000円、変動率+11.0%
2019年・地価 563,000円、変動率+14.9%
晩翠通のオフィスビルが昨年に続いて10位でしたが、上昇率は多少下がりました。周辺は、オフィスビルのほか、マンションの数も増えてきているので今後の地価にどのような影響があるのか注目です。
2024年・地価 855,000円、変動率+14.0%
2023年・地価 750,000円、変動率+15.4%
2022年・地価 650,000円、変動率+12.1%
2021年・地価 580,000円、変動率 +5.5%
2020年・地価 550,000円、変動率+12.2%
2019年・地価 490,000円、変動率+17.2%
仙台駅東口のビジネスホテルが昨年、10位から9位になって今年も9位でした。上昇率も昨年と同じ14%と高い水準でした。東横イン仙台東口Ⅰ号館は現在、大規模なリニューアル工事中で、東口の需要が高まっているんでしょうか。
2024年・地価 968,000円、変動率 +8.0%
2023年・地価 896,000円、変動率 +8.0%
2022年・地価 830,000円、変動率 +4.8%
2021年・地価 792,000円、変動率 +3.9%
2020年・地価 762,000円、変動率 +5.8%
2019年・地価 720,000円、変動率+14.3%
昨年までは少し東側の場所「片平1-159・青葉通ハイネス片平」の土地でしたが、今年から約30mほど西側のマンション「シルヴァン片平」になりました。そのため変動率は無記載になっていますが、昨年と同じ位の上昇率だと思われます。
2024年・地価 1,180,000円、変動率 +6.3%
2023年・地価 1,110,000円、変動率 +6.7%
2022年・地価 1,040,000円、変動率 +6.1%
2021年・地価 980,000円、変動率 +2.3%
2020年・地価 958,000円、変動率 +7.6%
2019年・地価 890,000円、変動率+15.6%
勾当台通のオフィスビルが、7位でした。この周辺では仙台市役所の建て替えをはじめ、鹿島東北支店やカルコスビルの建て替えなど、地価上昇に繋がりそうな再開発工事が進んでいます。
2024年・地価 1,370,000円、変動率 +7.9%
2023年・地価 1,270,000円、変動率 +8.5%
2022年・地価 1,170,000円、変動率 +8.3%
2021年・地価 1,080,000円、変動率 +3.8%
2020年・地価 1,040,000円、変動率 +8.9%
2019年・地価 955,000円、変動率+14.8%
南町通のオフィスビルの周辺でも新しいビルの建設が相次いでいます。今年は東二番丁通との交差点に「NANT仙台南町」が完成、現在もサンケイビルが新しいオフィスビルを建設中です。
次のページで上位5位から1位を見ていきます。
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