仙台市の商業地、基準地価トップ10発表・2018年9月

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毎年この時期に公表される全国の基準地価が今年も発表されました。土地の価格には公示地価や路線価などがありますが、基準地価は各都道府県が基準地を定めて7月1日時点の1平方メートルあたりの地価を調査するものです。仙台市の商業地の地価トップ10はどこなのか、10位から順に見ていきたいと思います。

※トップ10に入った土地の住所やビル名、地価、上昇率などのデータは河北新報の9月19日朝刊に掲載された記事内のものを引用させて頂きました。


第10位は、宮城野区榴岡3-4-31「東横イン仙台東口1号館」が建っている土地で418,000円です。ここは大通りには面していない場所ですが、最近注目を集めている人気の仙台駅東口なので地価も上がっているようで16.1%の上昇率です。ちなみに仙台市内の調査地点の商業地46ヵ所すべての地価が上昇、平均上昇率は9.9%でした。


第9位は、青葉区国分町3-11-9「アルファオフィスビル」490,000円、12.9%の上昇です。晩翠通の法務局、斜め向かい側にあるオフィスビルが9位に入りました。


第8位は、青葉区片平1-3-36「青葉通ハイネス片平」630,000円、15%の上昇です。青葉通の検察庁西隣のマンションの土地で、すぐ向かい側には地下鉄東西線の大町西公園駅があります。地下鉄の沿線は人気があるようですね。


第7位は、青葉区上杉1-6-10「仙台北辰ビルディング」で770,000円、15.8%の上昇率です。勾当台通の北四番丁交差点南側で、地下鉄南北線の北四番丁駅近くです。


第6位は、青葉区一番町2-7-12「グリーンウッド仙台一番町ビル」832,000円、上昇率は15.9%でした。南町通沿いでサンモール一番町の西側、国分町通の手前のビルです。


第5位は、青葉区国分町2-14-23「スーパーホテルinn仙台・国分町」1,320,000円で上昇率は14.8%でした。定禅寺通の東京エレクトロンホール宮城の向かい側のホテルが建つ土地が5位になりました。


第4位には再び仙台駅東口が入りました。宮城野区榴岡1-2-1「ロッテリア仙台東口店」1,560,000円で14.7%の上昇率でした。一番町や国分町周辺が多く入っているなかで仙台駅東口の2ヵ所がトップ10に入りました。仙台駅東口の目の前の場所です。


ここから商業地の基準地価トップ3です。第3位には一番町の商店街に面している土地が入りました。青葉区一番町4-9-17「ツルハドラッグ」で1,720,000円、7.5%の上昇率でした。仙台三越の向かい側の土地で、中心部のアーケード内の土地がトップ3でした。


第2位は、青葉区本町2-16-10「メットライフ仙台本町ビル」で1,860,000、上昇率14.8%でした。東二番丁通沿いで仙台商工会議所ビルの南隣、小田急仙台ビルの向かい側のビルです。


そして堂々の第1位に輝いたのは、青葉区中央2-1-1「仙台東宝ビル」です。地価は3,280,000円で、2位以下を大きく引き離しての1位でした。仙台駅前の青葉通と愛宕上杉通の交差点北西角の土地は毎年1位になる場所で貫録の1位という感じですが、もともとの地価が高いせいか上昇率は平均の9.9%よりも低く9.3%でした。この交差点では、北東角と南東角の2ヵ所が空きビル(旧さくら野百貨店と旧日乃出ビル)で、一番地価が高い場所の隣接地が空きビルという異常な状態になっています。再開発されれば間違いなく成功する場所だと思うので出来るだけ早く再開発に向けて動き出して欲しいものですね。

※参考資料
河北新報・平成30年9月19日付朝刊