仙台市中心部の南町通で、古いオフィスビルが解体されることが明らかになりました。
南町通と東二番丁通の交差点近くにある「仙台SSスチールビルⅡ」が建て替えのために解体されることになりました。1981年に完成した築40年を超えるビルということで解体されるようです。
東二番丁通との交差点、北東角の近くにあります。
すでにテナントが退去したようで、ビルの正面には立ち入り禁止のポールが設置されていますね。
今回、解体されることが明らかになった「仙台SSスチールビルⅡ」の西側は駐車場になっています。ここには以前「仙台SSスチールビル」という同じ名前の1号館ともいえるビルがあり、解体されて駐車場になっていましたが、今回見てみたら駐車場も閉鎖されていました。
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この駐車場と今回解体されるビルの跡地、合計1,350㎡の土地を大手ゼネコンの鹿島が一体的に再開発する計画を進めているそうで、仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」に認定されたことが発表されました。
「せんだい都心再構築プロジェクト」とは、解体中のビルの固定資産税を助成したり、新しく建設されるビルの容積率を緩和したりして再開発しやすくする制度です。新しいビルの詳細はこれから決定するそうですが、どのようなビルが建設されるのか今後の情報に期待したいですね。完成は2025年2月の予定です。
仙台市は、今回ここ以外にも2件の再開発計画を「せんだい都心再構築プロジェクト」に認定、現在建設中の「アーバンネット仙台中央ビル」を含めて、4件の再開発計画に容積率緩和などが認められました。この数年、新しいオフィスビルの建設が減少していた仙台ですが、これを機に古いビルの建て替えが進んで欲しいものですね。
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↓「せんだい都心再構築プロジェクト」に認定された再開発計画です。
※参考リンク
河北新報2022年6月8日付朝刊~仙台市・都心再構築プロジェクト ビル3棟、助成対象に追加