仙台厚生病院は来年、青葉区雨宮町の東北大学農学部雨宮キャンパス跡地に移転しますが、青葉区広瀬町の現在の土地と建物を、家具インテリア用品の大手、ニトリホールディングスが取得したことが、みやぎ建設新聞で報道されました。
みやぎ建設新聞の報道によると、旧国道48号線(県道仙台村田線)沿いの土地は、面積約13,200㎡で、11階建てで延べ面積約20,000㎡の本館や、先端画像医学センターなど複数の建物がありますが、すでにニトリに所有権が移っているそうです。
ニトリといえば、大きな駐車場を備えたロードサイドの大型店舗のイメージがありますが、来年以降に病院の建物を解体して、商業施設を建設するんでしょうかね。
今のところ、跡地の利用法については何も発表がありませんが、中心部近くの広い面積の土地なので、どのような再開発が行われるのか要注目です。
県道村田線の反対側(南側)から撮影。
左側の大きな建物は、病院とは関係のないタワーマンション「ライオンズタワー仙台広瀬」です。病院が移転した跡地を再開発するのなら、場所的にマンションになるのかなと思っていましたが、ニトリが取得したということで、商業施設の可能性が高くなってきました。
一方、雨宮町で建設工事が進む新しい仙台厚生病院は、外観がほぼ完成したようで現在は内装工事中でした。日が暮れる頃に撮影したので、窓に灯りがついていて業務が始まったかのような雰囲気でした。こちらは今年12月に完成、来年5月頃に移転してくる予定です。新しい仙台厚生病院の建設工事とともに、現在の病院の跡地についても注目ですね。
※参考リンク
みやぎ建設新聞
ニトリホールディングス/仙台市広瀬町・厚生病院の跡地計画/土地・建物を取得/対象面積は約1万3200㎡