ジョジョ展inS市杜王町2017の開催とジョジョマンホール・後編

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今回も前回に引き続き、ジョジョ展の開催と同時に期間限定で行われている「ジョジョマンホール」を見て回りたいと思います。
今回最初のマンホールは、東二番丁と柳町通の交差点北西角にあるコンビニ「ローソン仙台柳町通店」の前にありました。杜王町に住む(住んでいた)少女、杉本鈴美と愛犬アーノルドが描かれていました。なぜ、「杜王町に住む(住んでいた)」と書いたかというと、彼女と愛犬は幽霊だからです。


彼女自身はスタンド使いではないので愛犬と共に描かれています。第4部の物語の15年前に杜王町で起きた事件の被害者で、その犯人が未だに犯行を繰り返していることを心配して愛犬と共に成仏できずにいるんです。そんな杉本鈴美と愛犬アーノルドが霊として留まっている場所が、杜王町のコンビニ「オーソン」の横にある道路で、あの世とこの世をむすぶ道と言われている場所です。そして第4部の物語の最後に彼女と愛犬は重要な役割をします。


オーソンという名前からもわかるように、実在するコンビニ「ローソン」がモデルになっていて、漫画では勾当台にある「オーソン」でしたが、なぜかこの場所のローソンが「オーソン」として選ばれました。2012年にジョジョ展が開催された時にも、ローソンの看板を「オーソン」に替えてオーソングッズなどを配布していました。今回も「オーソン」に模様替えされますが、写真は「オーソン」に替えられる前に撮影したので看板がローソンのままでした。


次のマンホールのある場所は花京院です。花京院郵便局の隣のコニビニ「ミニストップ」の前にありました。花京院といえば、ジョジョファンならすぐにわかる人気キャラクター、花京院典明です。今回のジョジョマンホールのなかで、唯一第4部に登場しないキャラクターで、第3部のスタンド使いですが、花京院から名前を取っているのでマンホールに採用されたのでしょうね。


ジョジョの第3部「スターダストクルセイダース」は第4部にも登場している空条承太郎が主人公で、敵として現れた花京院典明と戦って倒し、その後仲間となって行動をともにします。彼のスタンドは「ハイエロファントグリーン(法王の緑)」と呼ばれ、体を帯状に長く伸ばして遠くのものを攻撃したり、蜘蛛の巣のように細く広げて結界を張ることもでき、エメラルドスプラッシュというエメラルド色のエネルギー弾を撃って攻撃します。


次のマンホールは中心部から少し離れた場所にあります。セルコホーム・ズーパラダイス八木山(八木山動物公園)の正門の前にありました。正門は地下鉄の駅から少し歩きます。


送電鉄塔に住むスタンド使い、鋼田一豊大です。偽名で顔もマスクをかぶっていて素顔や本名は不明のままです。使われなくなった送電鉄塔を買い取って住んでいるという風変わりな人物で、彼のスタンドも鉄塔と一体化しており、どんな攻撃やパワーもはじき返してしまいます。彼自身が自分のスタンドに囚われていて、鉄塔を出るには他の人間を代わりに鉄塔に閉じ込めなくてはならないという、スタンドも一風変わっています。


なぜ、この場所に鋼田一豊大なのかというと、おそらく鉄塔繋がりかなと思います。八木山から大年寺山にかけて、テレビ局の鉄塔が立ち並んでいるからですが、送電鉄塔じゃないのが少々残念なところです。

そして、今回のジョジョマンホールの最後の一個が地下鉄東西線の東の終点、荒井駅前にありました。今年オープンしたライブハウス「SENDAI GIGS」の前です。先ほどの鋼田一豊大のマンホールが東西線の西の終点駅の八木山動物公園にあったので、両方を見るには東西線の西から東まで移動しなければなりませんが、地下鉄を利用して欲しいということなんでしょうか。


ライブハウスの前にふさわしく?世界的なギタリストになることを夢見る、音石明です。ギターを肌身離さず、主人公たちと戦う時もギターを持ったままです。スタンド名は「レッド・ホット・チリ・ペッパー」で電気の中を自在に移動でき、電線を通って主人公の家の中までやってきます。電力が多ければ多いほど強くなりますが、電気がなければ力が出なくなるという欠点があります。


画面奥に見えるのが地下鉄荒井駅で、右側には建設用のクレーンが立っています。8階建ての集合住宅兼テナントビルが出来るようです。ここは仙台港に近い場所ですが、音石明が戦った場所が杜王港なので、その意味でも仙台港に近い荒井はマンホール設置にふさわしい場所なのかもしれませんね。


ジョジョマンホールは、ジョジョ展とジョジョフェスが開催期間中の9月10日まで設置されています。今回、マンホールに採用されなかった第4部のキャラクターとしては、最初は敵として登場したものの東方仗助の男気に惚れて仲間になり、最後まで味方として共に戦った「虹村億泰」、広瀬康一に恋をして異常なストーカー行為をするものの後に両想いになる「山岸由花子」、金に汚く欲張りだけれど憎めない「重ちー(矢安宮重清)」などなど、魅力的な杜王町の住人が多数いるので、今後またジョジョ展が開催されることがあるのなら、ぜひマンホールの数を増やして採用して欲しいなと思いますし、漫画を未読の人には、第4部だけでもいいので、是非一度読んでみて欲しいなと思います。