JR仙台駅西口の青葉通沿いに立つ「GSビル」解体工事の進捗状況を見てきました。
青葉通と愛宕上杉通の交差点東南角に、1957年(昭和32年)に建設された商業ビルです。以前は「日乃出興行ビル」という名前で複数の映画館も入っていました。
現在はオリックスと関連会社が土地と建物を所有していて耐震不足のため解体されることになりましたが、近い将来の再開発も視野に入れての解体だと表明しています。
今年6月に解体工事が始まり建物の1階部分が工事用のパネルで囲まれましたが、外から見た限りでは建物の外観は特に変化はないようですね。
今回見てみたら、建物西側の愛宕上杉通側にあったペデストリアンデッキへと上る階段が撤去されていました。
ペデストリアンデッキとGSビルが接続されていた部分が切断されて無くなっていました。いよいよビルの本格的な解体が始まるのでしょうか。
「建築物等の解体等の作業に関するお知らせ」と「石綿使用状況の調査結果」が掲示されていました。それによるとGSビル内部の断熱材等に石綿が使用されていて、その除去作業が12月15日まで行われるので、建物自体の解体はその後になるようです。
ペデストリアンデッキの上から階段があった場所を見てみました。完全に通行止めになっていて、右側のEDENの階段を使って道路へと下りるようになります。
南側からGSビルを撮影。解体工事は2019年夏頃に終了する予定ですが、跡地の利用方法については未だ発表されていません。今後の発表に要注目ですね。
写真の向かって左側がGSビルで右側が「旧さくら野百貨店」です。JR仙台駅西口の目の前に巨大な空きビルが2棟、向かい合って立っている異常な状況の解消に向けて、旧さくら野百貨店の関係者の人たちと仙台市の行政にも積極的に動いて欲しいなと思います。