【特別企画・お蔵入り写真初公開】2011年3月11日撮影・東日本大震災、約3時間前の仙台駅構内

twitterで最新情報を発信中!

フォローする

東日本大震災から10年目ということで、今回は当時ボツになった写真を初公開したいと思います。2011年3月5日に東北新幹線の「はやぶさ」が運行開始したことを「話題の現場」でお伝えしようと思って、3月11日の午前中に撮影した仙台駅構内の写真です。その直後に震災が起こったために、写真を公開することなく10年が経過してしまいましたが、震災直前の記録ということで、当時の写真を公開します。


仙台駅の新幹線ホームには、2階建てのE4系と200系が停車していました。現在、仙台駅では見ることができない車両ですね。


6日前から運行が始まった「はやぶさ」がホームに入ってきました。200系と新旧2車両が並ぶ光景も今は見られなくなりました。右側で写真を撮影している人が持っているのが、ピンク色のガラケーなのが時代を感じさせます。


新幹線のホームからは仙台駅前が見えました。この直後に巨大地震が起こって世の中が一変するとは思いもしませんでした。


はやぶさの運行開始に合わせて仙台駅には新型の自販機「acure(アキュア)」が導入されました。


正面が大きなディスプレイになっていて、前にいる人の性別や年代を測定してお勧めのドリンクを表示するというものでしたが、今は何世代も新しいモデルに改良されているんでしょうね。


2階のコンコースにやってきました。柱には「はやぶさ」と大きく書かれた看板が設置されていました。現在は天井や床が木の色のものに変わっていて落ち着いた雰囲気になっているので、白い色が逆に新鮮に感じます。


3月11日ということで、ホワイトデー関連のイベントが行われていました。右側の大時計の時刻は午前11時22分を指していますね。6日前に運行を始めた「はやぶさ」ですが、この3時間後に巨大地震が起こって東北新幹線は運行を停止、再び全線開通するのは約1ヵ月半後のことになります。