毎年調査されている全国の基準地価が今年も発表されました。基準地価は各都道府県が定めた基準地の、7月1日時点の1平方メートルあたりの地価を調査するものです。住所やビルの名前だけでは場所が良くわからない人もいると思うので、2022年度の仙台市商業地区の基準地価トップ10を、第10位から実際に訪れて見ていきたいと思います。
トップ10の基準地には去年と同じ場所が入っていますが、全て2022年9月の基準地価が発表されたあとに撮影しているので、最新の仙台の街並みをご覧いただけます。
※トップ10に入った土地の住所やビル名、地価、上昇率などのデータは河北新報の2022年9月21日付朝刊に掲載された記事内のものを引用させて頂きました。
2022年・地価 650,000円、変動率+12.1%
2021年・地価 580,000円、変動率 +5.5%
2020年・地価 550,000円、変動率+12.2%
2019年・地価 490,000円、変動率+17.2%
今年も10位は仙台駅東口の近くにあるビジネスホテル「東横イン仙台駅東口Ⅰ号館」になりました。昨年はコロナの影響がモロに出て上昇率が大きく下がりましたが、今年は2020年と同程度に戻りました。
2022年・地価 705,000円、変動率 +8.5%
2021年・地価 650,000円、変動率 +4.0%
2020年・地価 625,000円、変動率+11.0%
2019年・地価 563,000円、変動率+14.9%
9位も昨年と同じく晩翠通の法務局近くにある「アルファオフィスビル」でした。ここも地価の上昇は続いているものの昨年の落ち込みから改善しました。
2022年・地価 830,000円、変動率 +4.8%
2021年・地価 792,000円、変動率 +3.9%
2020年・地価 762,000円、変動率 +5.8%
2019年・地価 720,000円、変動率+14.3%
青葉通の地下鉄大町西公園駅近くのマンション「青葉通ハイネス片平」が、今年も8位でした。ここも昨年よりも上昇率が改善しましたが、コロナ以降は一桁の上昇率が続いていて、コロナ前の2019年に比べると、まだまだ元通りの上昇率には戻っていませんね。
2022年・地価 1,040,000円、変動率 +6.1%
2021年・地価 980,000円、変動率 +2.3%
2020年・地価 958,000円、変動率 +7.6%
2019年・地価 hendourit890,000円、変動率+15.6%
7位は勾当台通の地下鉄北四番丁駅近くのオフィスビル「EARTH BLUE 仙台勾当台」でした。順位は昨年と同じですが、2.3%まで落ち込んだ上昇率が6.1%に回復しました。
2022年・地価 1,170,000円、変動率 +8.3%
2021年・地価 1,080,000円、変動率 +3.8%
2020年・地価 1,040,000円、変動率 +8.9%
2019年・地価 955,000円、変動率+14.8%
6位は南町通のオフィスビル「グリーンウッド仙台一番町ビル」でした。ここまでは全ての地点で地価の上昇が続いていて、昨年よりも上昇率が改善していました。
5位から1位は次のページでお伝えします。