青葉山公園の一部として整備工事が進む、川内追廻地区の最新状況を見てきました。
国際センターから道路を挟んだ南側の広瀬川沿いの場所です。
追廻地区全体の土地が1メートルほどの高さに嵩上げされていました。特に水害に遭いやすい場所というわけではありませんが、公園化するにあたって盛り土されています。
広瀬川のほうから撮影。
嵩上げされた土地の奥の方に建物が見えますね。ズームアップしてみましょう。
民家が一軒だけ残っていました。現在も人が住んでいるのかは不明ですが、電線が張られた電柱が繋がっているので、一軒だけ未だに住み続けている人がいるのでしょうか。
川内追廻地区は終戦後に空襲で焼け出された人や大陸などからの引揚者のための仮設の住宅が作られましたが、その後、住民たちが住宅地として独自に整備して住み続け、立ち退きを求める仙台市との間で長年争いになっていました。10年ほど前に和解して住民の転居が決定し跡地を公園として整備する工事が進んでいるので、いずれは解体されることになると思いますが、今も人が住んでいるとしたら公園の整備にも影響が出るので今後どうなるのか注目ですね。
青葉山公園の整備計画では川内追廻地区は広々とした公園になり、その中に新しい拠点として(仮称)公園センターが建設される予定で、平成33年の完成を目指してデザイン案などが発表されています。
五色沼の水が流れ込む長沼は川内追廻地区の西側にあり、こちらは五色沼とともに整備が完了していました。計画では埋め立てられた堀も再現して昔の仙台城の姿に近づけるようです。
広瀬川に架かる大橋から川内追廻地区の全体を見てみました。
近い将来、この場所が仙台の観光の新たな目玉のひとつになって欲しいものですね。