青葉区南吉成に大規模な物流倉庫が建設中だという情報をいただいたので見てきました。仙台市北部の住宅街の中を通る北環状線沿いのショッピングモール「南吉成タウンプラザ」の南西側の道路を北西へと向かいます。
オフィスベンダーや業務スーパーなどが並ぶ道路を進んで行きます。
大和ハウスの看板が出ていました。大和ハウスの物流倉庫というとDプロジェクトですね。
建築計画のお知らせによると(仮称)Dプロジェクト仙台南吉成という名称で、約13,083㎡の敷地に地上2階建て高さ15.7m、延べ面積約10,661㎡の倉庫を建設するそうです。建築主は日立キャピタルとなっていました。
Dプロジェクトといえば、あすと長町の南側で倉庫を建設してアマゾンの物流センターになるということが複数の地元ニュースで報道されました。「話題の現場」でも建設状況をお伝えしてきましたが、河北新報の今月初めの報道によると、地元のスーパー「ウジエ」が1階部分を物流センターとして借りたそうです。長町の倉庫は3階建てなので、2,3階部分がどうなるのか不明ですが、今のところアマゾンが入るという情報はまだありません。アマゾンの物流センターがどうなったのか続報を待ちたいですね。
この南吉成の倉庫についても河北新報で報道されました。それによると、スーパーの物流センターとして24時間稼働するということで、近隣の住民が騒音や交通量の増加による事故の発生などを心配しているそうです。
敷地の北側では建物の骨組みが組み上がってきていました。
この場所は都市計画法に基づく地区計画では「研究・開発・産業施設地区」なので、物流倉庫は「地区計画の脱法的解釈ではないか」という住民の意見に対して仙台市は「地区計画の制限に該当しない、行政が否定する点はない」と回答したということが河北新報で報道されました。
建築主の日立キャピタルは、住民の反対を受けて来年1月の着工予定を延期したそうですが、工事は着々と進んでいます。建築計画のお知らせには着工予定が2月28日と書き換えられていましたが、どうなるんでしょうね。
仙台市が問題ないと言っているので、このままスーパーの24時間稼働の物流センターになるのかなと思いますが、住民の人たちが納得するような対策を考えて欲しいなと思います。