昨年から工事が続いていた、マーブルロードおおまちのアーケード改修工事が終了したというので見てきました。
工事は東二番丁側から行われていて、昨年の暮れには東二番丁側のアーケード出入り口が完成していましたが、3月末に全ての工事が終了して3月31日に記念式典が行われました。
アーケードの中に入ってみると、以前に比べて明るくなったなというのが第一印象でした。屋根の素材を新しくして太陽光を通りやすくし、鉄骨の色も明るい色に変更されました。また、床部分も滑りにくい天然の御影石に替えたそうです。
そして、もうひとつの変化が「からくり人形」が復活したことです。アーケード内に数本の大きな柱が所々に立っていますが、以前は決まった時間に動き出す「からくり人形」が設置されていました。日本の昔話の主人公のからくり人形は、その後、撤去されて柱だけの状態が15年以上も続いていましたが、アーケードの改修を機にオブジェとして人形が復活しました。東二番丁の方から一体ずつ見て行きましょう。
藤崎ファーストタワー館の宝くじ売り場前にいるのは鬼退治の時の扮装をした「桃太郎」です。
100円ショップのダイソー前には、お椀の舟に乗って箸の櫂と針の刀を持った「一寸法師」がいました。
その斜め向かい側の星乃珈琲店前にいるのは、屏風に描かれた虎を捕まえるという有名なエピソードの場面の格好をした「一休さん」です。
最後はZARA前の「金太郎」です。両腕を上げているのはクマを持ち上げた姿でしょうか。意外に精巧に作られている人形は全部で6体あり、透明のパネルで保護されて飾られていました。
一番町側まで来ました。東二番丁側の出入り口上にはパイプオルガンが設置されていますが、こちら側には特に何もないようです。
一番町側から振り返って見てみました。アーケード街に昔話の主人公が飾られているというのは珍しいと思うので大事にしたいですね。
新しくなった一番町側の出入り口です。東二番丁側の出入り口と統一された同じデザインになっていました。
最近は仙台駅前の話題が多くて人の流れも駅前に集まっている印象でしたが、アーケードのリニューアルで一番町の方にも多くの人が訪れて欲しいものですね。