広瀬通に木造と鉄骨のハイブリッドビル建設が発表されました(仮称)仙台国分町プロジェクト・2022年1月

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仙台市中心部に木造と鉄骨を組み合わせたハイブリッド構造のビルが建設されるというので、現場を見てきました。


広瀬通のホテルグランテラス仙台国分町やホテルグリーンウィズの斜め向かい側で、国分町通と晩翠通の中間の場所です。


エニタイムフィットネス広瀬通り店の西側、現在は駐車場になっている土地に建設されます。


ビルの建設が発表されましたが、まだ駐車場としての利用が続いていますね。


現場に「建築計画のお知らせ」が掲示されていました。それによると名称は「(仮称)仙台国分町プロジェクト」で、敷地面積1,249.96㎡、建築面積1,000㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造、一部木造の、地下1階、地上10階、塔屋1階の高さ48m、延べ面積10,500㎡の事務所、店舗のビルが建設されます。建築主の合同会社ウッドライズキャピタルは、七十七銀行の子会社「77ストラテジック・インベストメント」と政投銀、長谷工コーポレーションが出資しているそうです。


駐車場の奥(南側)には、住友不動産の高層マンション「シティタワー青葉通一番町」の建設現場が見えますが、手前の駐車場に鉄骨、鉄筋コンクリート、一部木造というハイブリッド構造のオフィスビルが建設されることになります。


駐車場の南側から撮影。奥の並木が広瀬通です。
仙台市内で木造の高層建築というと、泉区高森に建設された鉄骨造と木造のハイブリッド構造のマンション「PARK WOOD高森」と、仙台駅東口に完成した純木造の「高惣木工ビル」がありますが、新しく建設されるビルは、バルコニーや内装などに木材を使用するということで、床材と壁に木材を使用している「PARK WOOD高森」の方に近い構造のようですね。


北側の広瀬通を挟んだ向かい側から撮影。
木材を使用した高層建築物としては3棟目になりますが、「高惣木工ビル」のように全て木造にするとコストがかかるということで、一部を木造にすることで採算と環境への配慮の両立を目指したそうです。両隣のビルは7階建てなので10階建てで一部木造のビルが完成したら目立つ存在になりそうですね。着工は今年8月1日、完成は2023年11月30日の予定です。

※参考リンク
河北新報2022年1月25日付朝刊
木造+鉄骨のハイブリッド構造オフィスビル建設へ 仙台・広瀬通

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