通称「黒ビル」と呼ばれている「仙台第一生命ビル」の建て替え計画が発表されました・2023年12月

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定禅寺通と勾当台通の交差点、北西側にあって「黒ビル」という愛称で呼ばれている「仙台第一生命ビル」の建て替えが発表されたので、現在の状況を見てきました。


仙台第一生命ビルは、1970年7月に完成した地上10階地下1階、塔屋4階の高さ55m、延床面積11,110.70㎡のオフィスビルです。


築50年を超えて老朽化が進んだということで、現在のビルを解体して現地で建て替えられることになりました。新しい「仙台第一生命ビル」は、鉄骨造の地上13階、地下1階の高さ60mの規模になるそうです。


西側から撮影。
現在のビルよりも5mほど高くなりますが、現在のビルの高さは塔屋部分も含んでいるので、実際に完成したら数字以上に高さの差を感じられると思います。


東側から撮影。
「黒ビル」という愛称どおりに黒い外観ですが、新しいビルは白を基調としたものになるので、見た目の印象も大きく変わりそうですね。ビルの手前にある飲食ブースや公衆トイレも撤去されて、新しいビルの1,2階の公開スペース部分に入るということです。


仙台第一生命ビルが完成した当時は、ビルの東側は勾当台通に面していましたが、クランク状になっていた勾当台通と東二番丁通を一直線に繋げたために、元々道路だった部分が円形広場(時の広場)という公園になっています。


北西側から撮影。
新しいビルは、仙台市の古いビルの建て替えを支援する政策「せんだい都心再構築プロジェクト」に指定される予定で、容積率の緩和や税金の助成などを受け、仙台市役所の建て替えと協調して、新しい市役所と同じ2028年の完成を目指すそうです。


北側から撮影。
撮影した時、北側の勾当台公園市民広場には、仙台の冬恒例の屋外スケートリンクが設営されて早くも営業が始まっていました。現在の仙台第一生命ビルは、2025年に解体を始める予定なので、市民に親しまれた黒いビルを見られるのも、来年1年間だけということになりそうですね。

※参考リンク

河北新報~2023年12月4日付記事