若林区舟丁にあった仙台駄菓子の老舗「石橋屋」は、2023年に廃業して建物が解体されましたが、その跡地に建築計画のお知らせが掲示されたというので見てきました。
それによると、石橋屋跡地に建設されるのは「(仮称)TN若林区舟丁 D-ROOM 新築工事」で、敷地面積558.59㎡、建築面積216.31㎡(全体の面積226.81㎡)鉄骨造の地上3階建てで高さ9.376m、延べ面積628.44㎡(全体の面積638.94㎡)、戸数12戸の共同住宅が建設されるそうです。D-ROOMということは、大和ハウスの賃貸住宅になるんですね。
ここは見事な枝ぶりの枝垂桜で有名な桜の名所です。石橋屋の建物は解体されましたが枝垂桜は無事に残されたので、今年の春も花を咲かせて多くの見物の人が訪れました。
心配なのは枝垂桜がどうなるのかですが、元の持ち主の石橋屋の御主人が、土地を購入した人が桜は残すと言ってくれた、という話を数か月前のテレビで言っていたので、おそらく桜はこのまま残されるものと思われます。
建設工事は9月19日から始まるので、鉄骨造の3階建ての賃貸住宅が姿を現してくれば、街並みの雰囲気が大きく変わりそうです。
上の写真は、2020年4月に撮影した解体前の石橋屋と枝垂桜です。以前は、昔の日本を感じさせる石橋屋の建物と込みで桜の名所になっていたので、新しい建物が建設されると、どのような感じになるんでしょうね。
出来れば和風の外観デザインの建物になって欲しいものですが、枝垂桜が残っただけでも良かったのかもしれません。
旧石橋屋の前には、新しい道路「宮沢根白石線」が開通して、街並みが大きく変わりましたが、石橋屋跡地に新しい建物が建設されると、さらに大きな変化になりますね。
(仮称)TN若林区舟丁 D-ROOM 新築工事は、2025年3月3日の完成なので、来年の桜が咲くころには新しい景色の中の枝垂桜が見られることでしょう。