JR仙台駅東口にヨドバシカメラが建設を計画している「ヨドバシ仙台第1ビル」が、ホテルと一体化したビルに計画変更することを検討していると河北新報が報道しました。建設予定地は仙台駅東口を出てすぐの南側、ヨドバシカメラ仙台店の旧店舗跡地で、現在は駐車場として利用されています。
当初の計画では、ヨドバシカメラの店舗と商業テナント、立体駐車場が入る地下2階、地上9階建てのA棟と、音楽ホールなどが入る地上7階建てのB棟が建設されて今年10月に完成する予定でしたが、未だに工事が始まっていませんでした。
今回の河北新報の報道によると、9階建てのA棟の上部にホテルを増設して20階建ての高層ビルにすることを検討しているそうです。全体の延べ面積は128,800㎡になりますが、仙台市も容積率の緩和に前向きだということで計画変更が現実的なものになっているようです。ホテルは約300室の規模で東急エクセルホテルが入居する予定です。今のところ東急ホテル側では「具体的に何も決まっていない」とコメントしていますが、正式発表するまでは「何も決まっていない」というものなので、今後の発表に注目です。
建設予定地を南側から見てみました。
画面向かって右側の黒いビルは、先に完成した「ヨドバシ仙台第2ビル」で、ヨドバシカメラ仙台店の仮店舗が営業中です。第1ビルが完成すればヨドバシカメラが移転するので第2ビルの店舗跡に何が入るのかも気になるところですね。
ヨドバシカメラの既存の立体駐車場から撮影。
画面奥の広い駐車場にA棟、手前の土地にB棟が建設予定です。A棟は当初の計画では9階建てで高さ45mでしたが、その上が20階までホテルになると全体の高さは80~90m位になるでしょうか。
仙台駅東口では、JR系列のホテルメトロポリタン仙台イーストが昨年オープンしたばかりです。14階建てで客室数282室、高さ約60mです。ヨドバシ仙台第1ビルは更に大きく高いビルになるので、仙台駅東口の街並みが一段と変化しそうです。
仙台駅東口とヨドバシ仙台第2ビルは、ヨドバシが建設したペデストリアンデッキで繋がっていますが、駅側のペデストリアンデッキとは連結されておらず、一旦、地上に降りてからエスカレーターで再び昇るという構造になっています。ヨドバシ第1ビルが完成したらペデストリアンデッキも駅側と一体的に改修して欲しいなと思います。
計画変更に伴って、ヨドバシ仙台第1ビルの建設予定も2019年春に着工、2021年後半に完成を目指す計画に変更となりました。B棟に作られる音楽ホールには「Zepp Sendai」が入るという可能性もあり、音楽ファンにとっても待望のヨドバシ仙台第1ビルの完成が待ち遠しいですね。
コメント
いつも拝見しています。
ヨドバシの工事がなかなか始まらないと思っていたら計画が大幅に変更されて驚きです。
梅田・新宿にも高層ビル建設計画があって、
さらに仙台にも高層ビルを建設するとは、さすがのヨドバシですね。
完成が待ち遠しいですね。