榴岡公園再整備の民間事業者が決定・2018年11月

twitterで最新情報を発信中!

フォローする


宮城野区、榴岡公園の再整備を行う民間事業者が決定したというので公園の現状を見に来ました。


JR仙台駅東口の宮城野通を楽天生命パーク宮城へ向かって行くと左側にある公園で、公園内の大きな芝生広場は 旧日本陸軍の歩兵第四連隊兵舎だった場所です。


芝生広場の南西側に旧レストハウスがありますが1981年に建設された古い建物で、2002年に営業を終了して以来使用されてなく、そのレストハウス一帯が再整備されることになりました。


レストハウスを南側から見てみました。仙台市は昨年「都市公園の整備や質向上のため公園の運営をする民間事業者を公募する制度」の「Park-PFI(パークPFI)」方式で再整備する民間事業者を募集していましたが、今回その事業者が決定しました。仙台市の発表によると決定した事業者は「榴岡PFIプロジェクトメンバー」というグループで、地元のハンバーグ専門店「HACHI」を運営する「オールスパイス」と東京の造園設計業「環研」、宮城野区の「秋葉造園」の3社で構成するグループです。


再整備エリアは約2,300㎡で、レストハウスを解体したあとに2階建てで延べ面積約790㎡の全面ガラス張りの新たな施設を建設、レストラン・カフェ・ジム・ランニングステーションが入って20年間営業する計画だそうです。


旧レストハウスの東側には噴水広場がありますが、この時期は水が抜かれています。画面の中央奥にレストハウスが見えますね。河北新報の報道によると新しい施設の周辺約1,700㎡は公共スペースとしてウッドデッキなどを配置する計画で保存する樹木16本と共に建物と一体的な緑地空間にするのだとか。


芝生広場の北東側には陸軍歩兵第四連隊の旧兵舎が1棟だけ保存されていて「仙台市歴史民俗資料館」として活用されています。


その南側には野外音楽堂もあり、新しい施設が出来れば利用される機会も増るかもしれませんね。


公園の西側は春になれば桜の名所として仙台市内でも有数の人出で賑わいますが、今の時期は紅葉が綺麗でした。


公園の南側には遊具が設置されていて子供たちの遊び場になっています。榴岡公園の再整備事業は平成31年5月から工事が始まり、平成32年2月に完了し3月から運営開始予定です。再来年のお花見の時期には、どんな公園に変わっているのか楽しみですね。