仙台市中心部を南北に貫く主要道路のひとつ「勾当台通」での街並みの変化を見てきました。勾当台通は東二番丁通と続いている道路で、定禅寺通との交差点から北側が勾当台通と名付けられています。正式には「県道22号仙台泉線」ですが、勾当台通と言った方が分かりやすいですね。今回は北四番丁通との交差点から北へ向かって見ていきたいと思います。
北四番丁通の交差点北東側で建設中の新しマンションがあります。フージャースコーポレーションの「デュオヴェール仙台上杉」です。敷地面積426.05㎡、建築面積274.19㎡、鉄筋コンクリート造の地上13階建てで高さ38.98m、延べ面積2866.54㎡、戸数58戸の規模で、今年の12月27日に完成予定です。現在は最上階位まで組み上がっていました。
そこから北へ190mほど行くと、北六番丁通との交差点の北西角に2017年に完成した23階建て高さ75.6mの高層マンション「ザ・ガーデンズ勾当台通タワーレジデンス」が見えてきました。
その向かい側(東側)にあったガソリンスタンド「ENEOS Dr.Drive トキワ北六番丁店」が閉鎖されて解体工事中でした。
敷地の中では2台の重機が導入されていましたが、ガソリンスタンドの建物は無くなっていて、掘削作業を行っているようでした。現場には今のところ「建築計画のお知らせ」などは掲示されていなかったので跡地がどうなるのかは不明です。今後の情報を待ちたいですね。
そこから北へ100mほど行くと、また高層マンションが見えてきました。昨年2020年に完成したばかりの「プラウドタワー仙台勾当台通」20階建てで高さ63.19mです。
更に150mほど北の方にも高層マンションが並んでいます。手前が2019年完成の24階建てで高さ79.99mの「グランドメゾン勾当台通ザ・タワー」で、その奥に見えるのは「ライオンズタワー勾当台通」29階建てで高さ103.62mです。完成は2007年で、勾当台通沿いで初めて建設された高層マンションです。
そのすぐ北側にあったガソリンスタンド「出光 保坂北九番丁SS」も閉鎖されていました。こちらは、まだ建物が残っていました。
看板が外されただけで、そのままガソリンスタンドとして再利用できそうな状態ですね。こちらも跡地をどうするのか、今のところ具体的な情報は不明です。
目の前の勾当台通は交通量が多くてガソリンスタンドを利用する人も多そうですが、河北新報の報道によると、2店のガソリンスタンド跡地には詳細は不明ながらもマンションや商業施設の建設が計画されているということなので、再開発のための閉鎖ということなんでしょうかね。
ライオンズタワー勾当台通の前の「東海住宅通町歩道橋」から南方向を撮影。
今回、2店のガソリンスタンドが閉鎖したことで、東二番丁通の南端から勾当台通の北端までの約3.5㎞の区間にガソリンスタンドがひとつもない状態になってしまいました。不便を感じている人も多そうですが、今後どのような再開発が行われるのか注目ですね。