東北大学農学部の旧雨宮キャンパス跡地で進む再開発工事の状況を見てきました。愛宕上杉通と北六番丁の交差点北西角に鬱蒼と生い茂っていた樹木がすっかりなくなっていました。旧雨宮キャンパスの敷地でいうと南東部分になります。
愛宕上杉通沿いに立ち並んでいた木々も伐採されて殺風景な状態になっていました。交差点角の部分が透明のアクリル板で工事現場の内部が見えるようになっていたので見てみました。
旧農学部の建物は、ほぼ解体が終わったようで土台の一部が残っている程度でした。キャンパス内の樹木は伐採されて根元だけ残っていました。
樹木が伐採された南東部分にはイオンモールが進出します。現地には今のところ看板や建築計画のお知らせ等、まだ出ていませんでしたが、仙台市のホームページには「雨宮キャンパス跡地利用計画に係る環境影響評価の実施状況」が提出されて閲覧できるようになっています。それによると、建設されるイオンモールは4階建ての商業棟と6階建ての駐車場の2棟構成で、延べ面積は商業棟が約50,000㎡、駐車場が約33,000㎡で合計約83,000㎡という巨大ショッピングモールが誕生します。商業棟と駐車場棟は各階に設けた連絡通路で連結されるそうです。
イオンモール建設予定地の樹木は、一部の記念樹を除いて伐採されましたが、イオンモールの完成後には建物の周囲に再び街路樹が植えられる計画のようです。平成30年6月に工事開始、平成31年7月に開業予定です。
旧雨宮キャンパス正門の東側の樹木は伐採されましたが、まだ西側の樹木は残っていました。こちら側には仙台厚生病院を運営する一般財団法人厚生会が医療福祉施設を建設する予定です。
西側から見てみました。
雨宮神社を除いて工事用のパネルで囲まれています。雨宮キャンパス跡地の西側が厚生病院、南東側がイオンモール、敷地の北東部分のイオンモール北側にはマンションが計画されています。
現在は豊かに生い茂る樹木が残る南西部分ですが、この樹木もいずれは伐採されてしまうのでしょうか。厚生会の計画発表が待たれますね。