次世代型放射光施設、建設工事の進捗状況・2019年5月

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青葉区青葉山の東北大学青葉山新キャンパスに建設が決定している国内初の次世代型放射光施設の建設状況を見てきました。報道によると3月28日から敷地の造成工事に着手したそうです。


青葉山新キャンパスの中を東西に伸びる道路を西へ向かって歩いて行きましょう。


途中で道路は二手に分かれていて、左へ行くと元ゴルフ場のグリーンだった場所がそのまま残っていて、その中の坂道を登って行くと学生寮へと行きます。放射光施設は左側へ行った方が近道ですが、今回はキャンパスの建物が立ち並んでいる道路を真っすぐ西へ向かって行ってみます。


一直線に西へ向かう道路の先に、青葉山新キャンパスの建物のなかで一番大きい建物が見えてきました。


青葉区雨宮町の旧雨宮キャンパスから移転してきた農学部の総合研究棟です。道路は左右に分かれるので、左へ曲がって行きます。


農学部総合研究棟の左側の緩やかな上り坂を進んで行くと、農学部の畑やビニールハウスなどがあります。


右側に畑やビニールハウス、左側に学生寮がありますが、道路はカーブして南へ向かって行きます。この道路が放射光施設の建設現場へと続いていますが、今回行ってみたら、途中で通行禁止になっていました。


昨年7月に来た時は、このまま道路を進んで左(東側)へ曲がると建設予定地へ行けましたが、左折する場所から離れたところに柵が設置されていて、現場に近づけないようになっていました。手前の学生寮の中の道路を通って左の方へ向かってみましょう。


放射光施設へと続く道路に沿って柵が設置されていて、道路の脇からも入ることが出来ないようになっていました。国内初の次世代型放射光施設ということで、最先端の技術が漏洩しないようにということでしょうか、思った以上の厳重な警備が敷かれていて間近で建設状況を見ることは出来なさそうな状態でした。


建設予定地に近づけないので、ズームで見てみました。東へ伸びる道路の先に複数の重機が見えますね。造成工事の真っ最中のようでした。河北新報の報道によると、造成面積は54,600㎡で、1周346mの円形加速器と実験装置を収容する基本建屋と研究準備交流棟を建設するそうです。次世代型放射光施設が完成すれば、10年で約3200億円の経済効果と1400人の雇用を生み出して仙台の経済に大きな影響を与えるものなので、公開できる部分だけでも一般に見学できるようになれば嬉しいですね。