NTT東日本が仙台中央ビルを建て替えへ・2019年6月

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NTT東日本が、東二番丁通沿いにある「仙台中央ビル」を建て替えることが報道されました。


東二番丁通の「イムス明理会仙台総合病院 (旧仙台逓信病院)」の北側の場所です。


すぐ近くには「仙台トラストタワー」や「SS30」などの高層ビルが立っている場所で、古いビルを解体して新しいビルに建て替えることになりました。


河北新報の報道によると、NTT東日本が所有する「仙台中央ビル」は、1962年(昭和37年)に完成した6階建ての古いビルで2017年に閉鎖されて現在は使用されていません。


このビルを解体して、跡地に16階程度の延べ面積約2.4ヘクタールの新しいオフィスビルを建設する計画で、投資額は約100億円だとか。


仙台中央ビルの東側には2階建ての別棟も建っていて、こちらも含めて建て替えるようです。


2棟の建物の間は現在、コインパーキングになっていますが、来月あたりには解体工事が始まるようなので、コインパーキングの営業もそろそろ終了でしょうか。


今回見に来たら、東側で別のビルの建設のための解体作業が行われていました。こちらのビルは「(仮称)勅使河原ビル新築工事」で、敷地面積約217㎡、建築面積約168㎡、鉄筋コンクリート造の地上4階建てで高さ14.95m、延べ面積約643㎡の規模で、用途が音楽練習スタジオ(劇場・住宅付)と書かれていて、ちょっと興味が湧いてくる用途の建物ですね。2020年3月31日の完成予定だそうです。


再び「仙台中央ビル」を東側の仙台朝市の方から撮影。新しいビルは青葉山に建設中の「次世代型放射光施設」との連携を見据えて、上層階を情報セキュリティを高めたオフィスにして、高性能サーバーやNTTが独自開発したAI学習向けのサーバーを活用できるようにし、下層階には放射光施設を利用する企業や研究者のための宿泊施設やコワーキングスペースを設けるそうです。更に1階には一般の人が誰でも入れるイノベーションスペースも設置するということで非常に魅力的な新しいビルになるようです。


南町通の駐車場から撮影。現在、仙台市内で建設中のオフィスビルのなかで一番大きいのは、JR東日本が仙台駅東口で建設中の「仙台駅東口オフィス(仮称)」で、地上13階建てで高さ59.95m、延べ面積約25,669㎡の規模ですが、「仙台中央ビル」の建て替えは地上16階程度、延べ面積約24,000㎡なので、より高く、よりスマートな高層ビルになりそうで詳細の正式発表が待たれますね。完成は2023年6月の予定です。

※参考リンク
河北新報2019年6月12日付記事
<NTT東日本>仙台に新ビル 23年完成、放射光施設と連携~