大橋の欄干を改修へ・2019年6月

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仙台市中心部と仙台城を結ぶ「大橋」の欄干が改修されることになったというので見てきました。


仙台駅から青葉通を西へ進み、大橋を渡って広瀬川を越えると仙台城大手門に至る重要な橋です。


元々は木造の橋で、江戸時代に何度か流されるたびに架け替えられてきましたが、明治時代になってから鉄製の橋に変わり、昭和13年(1938)に現在の鉄筋コンクリート製のアーチ橋に変えられました。


灯篭型の照明や見晴らし場所などが設けられた和風の橋です。最近、耐震補修と劣化防止の工事が行われて綺麗になりましたが、欄干の高さが現在の国の基準に合わないということで改修されることになりました。


欄干の高さは約90センチで、1986年に定められた国の設置基準の110センチよりも20センチも低い状態になっています。大橋を渡る人を見てみると確かに欄干が腰の位置くらいまでしかなくて、ちょっと危なく感じますね。河北新報の報道によると2014年に、橋の下を覗いていた人が川に落ちて軽傷を負う事故が実際に発生したそうです。


橋のたもとには「欄干から身を乗り出さないようご注意願います~」と書かれた仙台市の看板が設置されていました。


仙台市では、現在の欄干の上にデザインを壊さないような形で手すりを追加して高さを20センチアップする改修工事を計画していて、2019年度中に工事を始める予定だということなので、近いうちに何らかの動きがあるかもしれませんね。

※参考リンク
河北新報<仙台市>大橋の欄干20㎝かさ上げへ 国の設置基準に高さ足りず、来年度にも