藤崎本館と周辺一帯の再開発計画が明らかに・2020年7月

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仙台の老舗百貨店、藤崎の本館と周辺一帯の再開発に向けて、再開発協議会が事業協力者のゼネコンを募集することが明らかになりました。写真は今回報道されてから現場に行って撮影したものなので、最新の現場の様子をご覧いただけます。


藤崎が本館を建て替える計画だということは昨年9月に報道されていましたが、今回明らかになった計画は、藤崎の建て替えだけではなくて、青葉通沿のサンモール一番町から東側のファーストタワーの手前までの約17,000㎡を一体的に再開発するという大規模なもので、地権者16人が「一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会」を発足させて計画を進めるというものです。


再開発地区には約20棟のビルが建っていて、青葉通沿いには三菱UFJ信託銀行や山形銀行が入居しているビルもありますが、突然計画が出てきたわけではなくて、関係者の間で2018年から話し合いや勉強会が行われていたそうです。


報道によると、商業ビルやオフィスビル、ホテルなど複数の建物を建設するそうで、大規模な複合施設が誕生することになりそうですね。


再開発計画地の東側は、東二番丁通沿いにファーストタワーと藤崎ファーストタワー館が入居する商業施設が建っていますが、この区画は計画地に含まれていません。


再開発計画地の北西側から撮影。一番町とマーブルロードおおまちの交差する場所には藤崎本館が立っています。藤崎としては再開発地区の他の場所に仮店舗となる建物を建設して、そこで営業を続けながら本館の建て替え工事が出来るというメリットがあります。


北側は、おおまちのアーケード街に面していて老舗の時計店をはじめとして多くの路面店が営業をしていますが、これらの店舗も工事中は営業をどうするのか気になりますね。


再開発地区の中央を横切るように一方通行の細い道路「南光院丁」が通っていますが、この道路がどうなるのかも気になるところです。


範囲が広くてアーケード街にも面しているので、どのような再開発になるのか、完成予定の年度も含めて不明な点が多くありますが、実現すれば間違いなく大きなインパクトを与えて一番町地区の集客も大きく増えることになると思うので、一日も早い計画の進行を期待するとともに具体的な計画の発表も楽しみですね。

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※参考リンク
河北新報2020年7月9日付朝刊記事~藤崎本館建て替えへ 仙台一番町3丁目の再開発始動~