今年の基準地価が発表されました。基準地価は各都道府県が定めた基準地の、7月1日時点の1平方メートルあたりの地価を調査するものです。住所やビルの名前だけでは場所が良くわからない人もいると思うので、2023年度の仙台市商業地区の基準地価トップ10を、第10位から実際に訪れて見ていきたいと思います。
トップ10の基準地は去年と同じ場所ですが、全て2023年9月の基準地価が発表されたあとに撮影したものなので、最新の仙台の街並みをご覧いただけます。
※トップ10に入った土地の住所やビル名、地価、上昇率などのデータは河北新報の2023年9月20日付朝刊に掲載されたものを引用させて頂きました。
2023年・地価 750,000円、変動率+15.4%
2022年・地価 650,000円、変動率+12.1%
2021年・地価 580,000円、変動率 +5.5%
2020年・地価 550,000円、変動率+12.2%
2019年・地価 490,000円、変動率+17.2%
10位は仙台駅東口の近くにあるビジネスホテル「東横イン仙台駅東口Ⅰ号館」でした。コロナの影響が大きかった一昨年から回復した昨年の流れが続いていて、今年は更に上昇率が上がりましたが、コロナ前の2019年の上昇率には及びませんでした。
2023年・地価 766,000円、変動率 +8.7%
2022年・地価 705,000円、変動率 +8.5%
2021年・地価 650,000円、変動率 +4.0%
2020年・地価 625,000円、変動率+11.0%
2019年・地価 563,000円、変動率+14.9%
9位は晩翠通の法務局近くにある「アルファオフィスビル」でした。ここも2021年の落ち込みからの回復が続き、上昇率が上がりました。
2023年・地価 896,000円、変動率 +8.0%
2022年・地価 830,000円、変動率 +4.8%
2021年・地価 792,000円、変動率 +3.9%
2020年・地価 762,000円、変動率 +5.8%
2019年・地価 720,000円、変動率+14.3%
昨年までは、青葉通の大町西公園駅近くのマンション「青葉通ハイネス片平」が基準地でしたが、解体工事が進んでいるので、今年は「片平1-159」という住所が8位になりました。昨年から更に上昇率が上がっていて、コロナの影響が少なくなってきているのを実感します。
2023年・地価 1,110,000円、変動率 +6.7%
2022年・地価 1,040,000円、変動率 +6.1%
2021年・地価 980,000円、変動率 +2.3%
2020年・地価 958,000円、変動率 +7.6%
2019年・地価 hendourit890,000円、変動率+15.6%
7位は勾当台通の北四番丁駅近くのオフィスビル「EARTH BLUE 仙台勾当台」でした。上昇率は昨年から微増で、来年以降、コロナ前の上昇率に戻れるのか気になりますね。
2023年・地価 1,270,000円、変動率 +8.5%
2022年・地価 1,170,000円、変動率 +8.3%
2021年・地価 1,080,000円、変動率 +3.8%
2020年・地価 1,040,000円、変動率 +8.9%
2019年・地価 955,000円、変動率+14.8%
6位は、南町通のオフィスビル「南町通MKビル」でした。昨年までは「グリーンウッド仙台一番町ビル」というビル名でしたが、同じビルです。ここも上昇率は微増で、コロナ前の上昇率とは開きがありますね。
5位から1位は次のページでお伝えします。