太白区の再開発地区「あすと長町」で建設中の三井不動産レジデンシャルと伊藤忠都市開発の高層マンション「パークタワーあすと長町」の工事進捗状況を見てきました。JR長町駅を挟んで東側に「パークタワーあすと長町」西側に「ライオンズタワー仙台長町」が建っていて、新旧2棟の高層マンションが並んでいます。
3月に見た時は建物全体が工事用の防護ネットで覆われていましたが、今回見てみたらネットの撤去が進んで上層部の数階を残して外壁が見えるようになっていました。
現場に掲示されている建築計画のお知らせによると、敷地面積約6,616㎡、建築面積約3,301㎡、鉄筋コンクリート造の免震構造で地上28階建て、高さ92.84m、延べ面積約49,997㎡、総戸数468戸の規模のマンションです。
西側から撮影。仙台市内は景観条例が制定されてから建物の高さが80mに制限されていますが(敷地内に一定の割合以上の公開緑地を設ければ高さ制限が緩和されます)、あすと長町地区は開発を後押しするために、長町駅東口駅前の一部区画が景観条例の適用外になっています。そのため、パークタワーあすと長町は80mを越える高さで建設出来ましたが、高さが100mを越えると環境アセスメントを受けなくてはならなくなるので、現在の92.84mという高さになりました。ちなみに西側に並んで立っている「ライオンズタワー仙台長町」は1999年の完成で環境アセスメントも景観条例も制定される前だったため、地上31階建てで113.8mの高さになっています。
北側のスポーツ施設「KHB東日本放送ぐりりスポーツパーク」から撮影。気温が上がってきたので冬季は止まっていた噴水の水が出ていました。
建物の北側にある駐車場棟も出来上がりつつあるようでした。凹型の建物に挟まれるように建っています。
北東側から見ると、奥のライオンズタワー仙台長町と合わせて3棟の高層マンションが並んでいるように見えますね。パークタワーあすと長町は9月下旬の竣工予定です。