広瀬川の畔で整備工事が進んでいる「青葉山公園・川内追廻地区」の最新状況を見てきました。週末にやってきて全国的に大きな被害をもたらした台風19号の影響で、茶色に濁った水が流れている広瀬川の西岸で工事が進んでいます。
青葉通を西に進み、大橋を渡った左側の場所が川内追廻地区です。
藩政時代には伊達家の重鎮、片倉小十郎の屋敷があり、仙台城の堀や馬場もあった要所でした。終戦後、大陸から引き揚げてきた人や空襲で焼け出された人の仮設住宅が作られて以降、立ち退きを求める仙台市との間で長年争っていましたが、約10年前に和解が成立して公園整備工事が本格化しました。
2018年4月以来、約1年半ぶりに見てみたら公園予定地に看板が立てられていました。
看板には公園の完成予想図が描かれていますね。いよいよ青葉山公園が完成に向かって動き出したことが実感されます。
最後まで一軒だけ残っていた住宅も解体されて無くなっていました。追廻の住宅街だったことを思い出させる名残の電柱だけが残っていましたが、これも間もなく撤去されるんでしょうね。
仙台城の堀だった「長沼」のほうから見てみました。仙台城跡を含む広大な公園の中で、川内追廻地区は「いこい・にぎわいゾーン」「自然散策ゾーン」として整備され、公園のメイン施設として武家屋敷をイメージしたデザインの「(仮称)公園センター」を建設、馬場をイメージさせるような広がりのある「中央広場」も整備される予定です。
地下鉄東西線の仙台国際センター駅から歩いてすぐの場所なので、2021年の完成後には観光客にも人気のスポットになりそうですね。