広瀬川に架かる「大橋」の欄干改修工事の進捗状況を見てきました。藩政時代から中心部と仙台城を結ぶ重要な橋です。
工事が行われるときは橋の歩道部分が通行止めになるようですが、この日は休工中だったので歩道を歩いて行ってみましょう。
橋の横に「大橋の防護柵を補修しています」と書かれた看板が設置されていました。もともと今年度中に工事を終わらせると発表されていましたが、今年の3月31日まで工事が行われるようです。
ぱっと見た感じでは特に変化がないようですが、欄干を見てみると何やら突起物が並んでいるのが見えますね。
欄干の上に4本セットになったボルトが1メートルおき位に均等に取り付けられていました。
大橋の欄干は現在の基準では低すぎて危険なので、欄干の上に新しい柵をのせて高くする改修工事が行われることになりましたが、このボルトで新しい柵を固定するんでしょうか。
大橋には左右4ヵ所にベランダのように川に張り出した見晴らし場所がありますが、そこにもボルトが取り付けられていますね。
新しい柵は、大橋のイメージを損なわないように同じようなデザインと色にするそうで、欄干が二段に重なったような形になります。
橋の横に完成後のイメージ図が掲示されていました。欄干が2段になっていますが雰囲気は変わっていませんね。
昭和13年(1938)に架け替えられたアーチ橋は、長年市民に親しまれてきた橋なので、デザインを大きく変えることなく安全性を高めることで、これから先も広瀬川のシンボルのひとつとして愛されていくことでしょう。