ヨドバシカメラ仙台第1ビル建設予定地の最新状況・2021年2月

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JR東日本が進めていた仙台駅東口の再開発計画が「JR仙台イーストゲートビル」の完成で完了しましたが、東口駅前周辺では他にも民間の再開発が計画されています。ヨドバシカメラの再開発計画です。


東口駅前でのヨドバシカメラの再開発計画は、10年以上前から情報が出ていて、当「仙台・話題の現場」でも、2008年にヨドバシ再開発の話題を初めて取り上げましたが、その時の情報ではヨドバシの新ビルには劇団四季の劇場が入るということでした。

※2008年当時の「仙台・話題の現場」の記事

仙台・話題の現場
REPORT35・2008年8月、仙台駅周辺


仙台・話題の現場
REPORT45 ・2008年11月、仙台駅東口駅前周辺


その後、情報が二転三転して建設も延期に次ぐ延期という感じで10年以上経過してしまいましたが、2021年になって遂に「ヨドバシカメラ仙台第1ビル」の概要が正式に発表されました。


今回発表された「ヨドバシ仙台第1ビル開発計画」は、敷地面積15,430㎡、鉄骨造の地下1階・地上12階建てで延べ床面積約76,500㎡、用途が百貨店、オフィス、駐車場という概要で、2023年春の完成を目指して建設工事を始めるそうです。


ヨドバシの新ビル建設に合わせてペデストリアンデッキも新設するということで、現在、東口ペデストリアンデッキからヨドバシカメラ仙台第2ビルに行くには、一度地上に降りてから再びエスカレーターでデッキに上るという面倒な状態になっていますが、第2ビルまでデッキが伸びるようです。


今後、行政や関係各所と協議を進めて工事に着手するということで、まだ現場には建築計画のお知らせ等は掲示されていませんでした。


敷地の南側にある、ヨドバシカメラの立体駐車場から建設予定地を見てみました。当初の計画では商業施設と立体駐車場の9階建てのA棟と、ホテルや音楽ホールが入る7階建てのB棟が建設されるということでしたが、2018年には1棟にまとめて高層化してバスターミナルも併設するという情報が報道されました。今回の発表ではホテルとバスターミナル、音楽ホールが無くなったものの、商業施設と立体駐車場にオフィスを併設して12階建てに大きくしたA棟のみの建設になりました。バスターミナルについては今後、引き続き協議をするそうです。


残るホテルについては、ヨドバシカメラが所有する土地に建設を検討するということで、写真の手前の方のB棟が建設される予定だった場所に建設される可能性があります。


いよいよ本格的に動き出したヨドバシカメラの再開発計画ですが、バスターミナルやホテルなど、まだまだ不確定要素もあるので、期待しながら今後の情報に注目したいですね。