2017年 SENDAI光のページェント・定禅寺通

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今年も恒例のSENDAI光のページェントが8日から始まりました。ページェントのメインストリート、定禅寺通を歩いて見ていきましょう。


勾当台公園から西公園までの区間の定禅寺通のケヤキ並木160本が約60万球のLEDで綺麗にイルミネーションされています。


1986年から始まった光のページェントは今年で32回目を迎えました。当初は豆電球が使用されていましたが、2009年に一部をLEDへと変更し2010年には全電球がLED化されました。


使用されているLEDは、従来の豆電球の暖かな色合いを再現するために実行委員会とLEDメーカーが共同開発した特製のLEDを使用しています。


特製のLEDで1986年当時からの雰囲気を変えることなく続けることが出来ています。また、ケヤキの枝振りに沿って取り付けられているので、流行や時代の変化に左右されない普遍的な自然の造形の美しさが魅力になっています。


2011年の東日本大震災ではLED電球を保管していた仙台港近くの倉庫が津波で浸水、前年に新しく変えたばかりのLED電球が全て使えなくなってしまいましたが、新たに40万個を購入し不足分は東京表参道のイルミネーションを借りて震災の年も中止せずに開催されました。


開催資金は仙台市や商工会議所等からの補助金はあるものの、そのほとんどを企業からの協賛金と市民からの寄付で運営しています。そのため景気に左右されることが多く、近年は資金不足になることもありました。


今年、初めてインターネットのクラウドファンディングを利用して資金の一部を支援してもらう試みが行われました。すでに当初の目標額を達成したそうなので今後の有力な資金源のひとつになりそうですね。


光のページェント開催期間中は電飾が施された特別バージョンのベロタクシーが定禅寺通を往復しています。


資金の問題で並木のイルミネーションは定禅寺通のみの開催ですが、いずれは青葉通のケヤキ並木のイルミネーションも復活できるようになって欲しいものですね。


SENDAI光のページェントは12月8日から31日まで、午後5時30分から開催されています。消灯時刻は日曜~木曜日が午後10時、金曜と土曜日が午後11時まで。ただし12月24日のクリスマスイブは午後11時、31日の大晦日は日付が変わる午前12時まで延長されます。