2022 SENDAI光のページェント・2022年12月

twitterで最新情報を発信中!

フォローする


仙台の冬の夜を明るく照らす恒例のイベント「SENDAI光のページェント」が今年も始まりました。


2020年からはコロナの影響と企業からの協賛金の減少など資金難で、開催時間や期間の短縮、イルミネーションの縮小、関連イベントの中止などが続いていますが、今年もイルミネーションは定禅寺通のみとなりました。


東二番丁通と定禅寺通の交差点角にある、高さ約30mのヒマラヤスギは綺麗にイルミネーションが飾られて巨大なシンボルツリーになっていましたが、3年連続で中止になってしまいました。木の下の方から、色が変化するライトで照らされていましたが、ちょっと寂しいですね。


しかし、勾当台公園市民広場では「SENDAI クリスマスマーケット2022」という名称でイベントが復活しました。ヨーロッパの伝統的なイベントを再現したものだそうです。


広場の中央には大きなクリスマスツリーが飾られていて、周囲には飲食店や雑貨販売など、ヒュッテと呼ばれる店舗が立ち並んでいました。


大きなクリスマスツリーが飾られているだけでも、広場の雰囲気が明るく賑やかになりますね。


市民広場では、2020年と2021年に中止されていたアイスリンクも復活して、多くの人たちが滑りを楽しんでいました。今年プロ転向を表明した羽生結弦さんのホームリンク「アイスリンク仙台」を経営する加藤商会が運営協力しています。


定禅寺通は、昨年点灯されなかった東二番丁通と一番町の間の区間もイルミネーションが灯されました。開催時間は平日が19時から22時まで、土日は18時から22時までです。コロナ前は17時30分の開始だったので短いままになっています。開催期間も12月9日から25日までで、大晦日までの通常開催は今回も見送られました。


定禅寺通には募金のボトルが置かれています。数年前から続く資金難とコロナ禍に加えて、今年は物価高による電球や電気料金の値上げ、電気供給の不安などイルミネーションを行うのには逆風が続いていますが、開催を継続させるために少しでも募金に協力したいものですね。


定禅寺通を西へ進むと、晩翠通の西側の中央遊歩道に台のようなものが見えました。今年初めて設置された「スマイル☆デッキ」です。


定禅寺通を高い位置から眺められる展望デッキで、利用料金は設定されていませんが100円以上の募金協力をお願いしています。


展望デッキに上るのを待つ人たちが並んでいて時間がかかりそうだったので、デッキの上から見るのはあきらめていましたが、色々と写真を撮影しているうちに、たまたま人が少なくなったタイミングがあったので展望デッキに上ってみました。


展望デッキの上から見た東側の眺めです。今年は定禅寺通のケヤキ並木のうち、125本に約47万球のLEDが灯されました。


晩翠通の西側の眺めです。感染防止対策のため中央遊歩道は左側通行になっています。


更に西へ進むと、せんだいメディアテークの近くにハート形のオブジェがありました。「アイリスハートオブジェ」です。その名前の通りにアイリスオーヤマが、本社のある地元に貢献したいということで、昨年初めてお目見えしたフォトスポットが今年も登場、こちらも多くの人が並んで順番を待っていました。


せんだいメディアテークの西側から先は、昨年と同じく西公園までイルミネーションがありませんでした。当然、西公園も普段通りに暗いままでした。


SENDAI光のページェントは、存続させるのが大変な状況が続いていますが、冬の仙台を代表するイベントなので、ずっと続けられるような世の中になって欲しいものですね。