前回は移転が予定されている「JCHO仙台病院」の現在の様子を見てきましたが、今回は泉区紫山の移転先の現状を見てみたいと思います。
仙台ロイヤルパークホテル北側の道路を西に進み、泉西郵便局の交差点を北へ曲がった場所です。
泉西郵便局の向かい側(北側)には「泉パークタウン紫山 」と書かれた大きな石がありますが、そこの交差点を北へ向かいます。
道路は緩やかな上り坂で北方向からカーブして西へと向かって行きます。カーブの先に仙台白百合学園の尖った屋根の校舎が見えてきました。
「JCHO仙台病院」の移転予定地は、仙台白百合学園の向かい側(南側)で、以前は駐車場だった場所です。
現場に「建築計画のお知らせ」が掲示されていました。それによると新しいJCHO仙台病院は、約68,140㎡の敷地に建築面積約8,400㎡、地上7階建てで高さ34.59m、延べ面積約32,994㎡の規模の建物が建設されます。ベッド数は384床だそうです。
建設予定地の中を見てみました。まだ駐車場時代のアスファルトが敷かれたままで白線なども残っていましたが、敷地の端に作業員の休憩所等として使用されるプレハブの建物が建てられていたので、間もなく本格的に工事が始まるものと思われます。
仙台白百合学園の前から建設予定地を見てみました。河北新報の報道によると、1年かけて付近の交通量調査を実施して土地を追加購入し設計の見直しを行ったため、当初よりも計画が3年ほど遅れたそうです。近くには「仙台ロイヤルパークホテル」のほかに「仙台泉プレミアムアウトレット」や「タピオ」などの大型商業施設があり、閑静な住宅街でもあるので交通量の増加などの影響を考慮したんでしょうね。JCHO仙台病院の新病棟は2020年7月に完成、10月に開院予定です。
※参考資料
河北新報2018年10月11日付記事 <JCHO仙台病院>泉移転、3年延期 環境整備に時間