都市計画道路・宮沢根白石線の進捗状況その3「宮沢橋架け替え工事」・2020年1月

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前回、前々回と2回に渡って見てきた都市計画道路「宮沢根白石線」の仙台市南部の工区ですが、3回目の最後は「舟丁工区」から宮沢橋に向かって見ていきます。七郷堀に架かる小さな橋「舟丁橋」を南へ進むと昭和市電通りが見えてきました。


地図で見ると、この辺りです。南へ進んできた「宮沢根白石線」は地下鉄河原町駅の北側で向きを変えて、松尾神社と仙台市急患センターの間を西へと進んで広瀬川へ至ります。


昭和51年まで市電が走っていたことから名づけられた「昭和市電通り」を渡って西側の宮沢橋へ行ってみましょう。


宮沢橋が見えてきました。泉区の根白石と宮沢橋を結ぶ都市計画道路「宮沢根白石線」はここで終わります。正確には、現在の宮沢橋よりも少し上流のところが宮沢根白石線の南端になります。


宮沢橋の上流側では新しい宮沢橋の建設工事が着工していました。橋の右側の向こう岸に水色の重機が見えますね。


橋の西側にあった立派な桜の木が伐採されていました。ここに新しい宮沢橋が架けられます。


新しい宮沢橋は景観に配慮して橋脚が1本になり、現在の橋と似たような赤系に近い茶色の橋桁になるそうです。新しい橋の開通後に現在の宮沢橋は撤去されます。


2024年には、宮沢根白石線から新しい宮沢橋を渡って国道286号線と合流して名取市へと続いていく道路が完成する予定です。3回に渡って見てきた工区が完成しても宮沢根白石線が全線開通するわけではありませんが(泉区南光台から宮城野区小田原までは、ほとんど未着工)、それでも仙台市中心部と市南部の交通が格段に良くなるので、完成を待ち望んでいる人も多いのではないでしょうか。

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コメント

  1. ボンジ より:

    毎日楽しく拝見しています。
    宮沢根白石線について質問です。
    この度45号線から286号線までの目途はたちましたが、45号以北は住宅地等がかなりあり、南光台ー4号線へ本当につながるのか疑問に思っておりました。
    ご存知の通り、ウジエスーパー小田原店や大規模マンションも建ちました。ウジエスーパー側に道路を拡幅する計画なのでしょうか?
    45号から作並街道まででも、大変なのではないでしょうか。
    線路も2回またぎますよね?
    ご存知の事がございましたら、ぜひご教授ください。

    • cooyan より:

      コメントありがとうございます^^
      仙台市では都市計画道路の整備計画について見直しを行っていて、廃止される計画道路もたくさんありますが、
      宮沢根白石線は整備優先度の高い道路のひとつに指定されているので、いずれは区画整理が始まるものと思われます。
      ただ、今後20年以内に着工予定ということなので、用地買収に10年以上かかると見込んでいるのかもしれません。
      45号線北側の大規模マンションは道路予定地の西側なので建設出来たんだと思います。
      詳しくは下記の仙台市のページに詳しく出ているので、ご覧になってみると面白いですよ。
      https://www.city.sendai.jp/kotsu-kekaku/tokeidou/kansendouromou.html

      • ボンジ より:

        ご教授いただきありがとうございます。
        20年以内の着工予定ですか。完成にはさらに数十年ですね。
        仙山線のところは陸橋をつくるのでしょうか?仙山線高架化の話題もありましたが、この計画道路があるとなると、仙山線の高架化はそもそも無理だったんですかね。
        仙台駅前やヨドバシ、バスタ等の興味深い話題がありますので、これからも面白いレポートを期待しています。