羽生結弦選手「2連覇おめでとう」パレード・2018年4月22日

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仙台市泉区出身のフィギュアスケート選手、羽生結弦選手のオリンピック2連覇をみんなでお祝いしようと、仙台市、宮城県、宮城県スケート連盟、公益財団法人仙台市スポーツ振興事業団が主催して、羽生結弦選手「2連覇おめでとう」パレードが4月22日に開催されました。開催費用は税金を使わずに寄付金のほか、オリジナルTシャツやラバーバンドを販売して全額を賄うそうです。


仙台市中心部では数日前から、至る所に羽生選手の金メダルを祝福するメッセージが溢れていました。特にパレードが開催される東二番丁通沿いのビルには、羽生選手にも見えるようにと、大きな字で書かれたメッセージがたくさんあり、仙台の街全体がお祝いムードで一杯でした。


当日は東二番丁通がパレードを見に来た人々で歩くのも大変なくらいでした。この日は4月としては観測史上最も暑い29.9℃まで気温が上がりましたが、パレードが始まると同時に爽やかな風が吹いてきて、心地よい気分の中、羽生選手が現れました。


前回、4年前のソチオリンピック金メダルパレードの時よりもスタート地点が南側に伸びて、パレードの距離が220m長い約1.1kmになりました。前回はアイスリンク仙台でフィギュアスケートを習っている後輩の女子高校生4人が一緒にパレードカーの上に乗っていましたが、今回はカメラマンとスタッフが四方を囲んでいました。


羽生選手が近づいてきました。


四方八方に目線を向けて、にこやかに手を振り続けていました。


羽生選手が目を向けるたびに嬉しさの叫び声が聞こえてきます。


時々、オリンピックで滑ったプログラムの決めポーズをするサービスもしていました。ポーズを決めた時にも拍手や叫び声が聞こえてきます。
(上の写真はフリープログラム、SEIMEIのフィニッシュポーズの途中です。)


障害物があって見難い場所にいる人を見つけると、自ら屈んで顔が見えるようにするなど、本当にサービス精神が旺盛で、ファンのことを大切に思っているんだなということが感じられました。


そしてパレードカーは目の前を去って行きました。南町通交差点から市役所までの1.1kmを約40分かけて、ゆっくり進んで行きました。
ちなみに写真向かって右下のほうでカメラを構えているのは仙台市出身のカメラマン、能登直さんで、羽生選手が子供の頃から注目して写真を撮り続けている人です。クリスロード商店街にある仙台放送のイベントスペース「仙台縁日」ではパレードに合わせて、能登さんの撮影した羽生選手の写真展が無料で開催されました。


羽生選手のあとを追って多くの人が移動していましたが、あまりにも人が多いのでなかなか進めない状態でした。主催者発表によると4年前の9万2千人よりも多い10万8千人の人出だったそうですが、4年前にもパレードを見た経験からすると体感的にはもっと多くの人出があったのではないかなという印象でした。


羽生選手が次の北京オリンピックを目指すのか判りませんが、パレードに限らず再び仙台が盛り上がるようなイベントを開催して欲しいなと思うと同時に、荒川静香さんと羽生結弦選手に続く金メダリストが誕生するように、日本のフィギュアスケート発祥の地として、施設や練習環境の充実を図るように宮城県や仙台市には動いて欲しいものですね。