仙台市商業地の公示地価トップ10発表・2022年3月

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前のページに引き続いて、仙台市商業地区の公示地価の5位から1位を見ていきますが、今回、5位と4位が同じ地価になったので、2ヵ所が同額で4位になりました。


第4位 青葉区本町2-16-10・メットライフ仙台本町ビル

2022年 2,470,000円、変動率+2.5%
2021年 2,410,000円、変動率+4.8%

東二番丁通にあるオフィスビルが昨年は5位でしたが、今年は4位と同額で4位になりました。地価は上がりましたが昨年よりも上昇率は小さくなっています。


すぐ近くの北東側、定禅寺通沿いにあった「きらやか銀行仙台支店」跡地では新しいオフィスビル「(仮称)本町二丁目ビル」が建設中です。ホテルコムズ跡地は某宗教団体が購入して信者用の駐車場としての利用が続いていますが、今後どうなるんでしょうね。

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第4位 青葉区中央2-10-20・シエロ広瀬通ビル

2022年 2,470,000円、変動率+2.1%
2021年 2,420,000円、変動率+4.8%

広瀬通のオフィスビルが昨年と同じく4位でしたが、昨年5位だったメットライフ仙台本町ビルの方が上昇率が高かったので、地価は同じになりました。


シエロ広瀬通ビルの向かい側には、ドーミーイン系列の和風ビジネスホテル「御宿野乃仙台 杜都の湯」がオープン、その斜め向かい側では東京建物の新しいオフィスビル「(仮称)仙台広瀬通りオフィスビルPJ」の建設が始まりました。広瀬通に新しいビルが増えてきて今後の地価上昇にも期待したいところですね。

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第3位 青葉区中央2-2-24・マツモトキヨシクリスロード店

2022年 2,550,000円、変動率-1.5%
2021年 2,590,000円、変動率±0.0%

これまで上昇が続いていたクリスロードの地価が、初めてマイナスになりました。長引くコロナの影響が中央通にも波及してきたのでしょうか。不安定な国際情勢とともに今後の動向が気になります。


マツモトキヨシクリスロード店の北西側にある桜井薬局ビルの前に「1945.7.10 仙台空襲 爆撃中心点」と刻まれたプレートが設置されました。連日報道されているウクライナのことを思うと他人事ではないということを改めて実感させますね。


第2位 青葉区一番町2-1-1・仙台銀行ビル

2022年 2,810,000円、変動率+2.6%
2021年 2,740,000円、変動率+5.4%

青葉通の仙台銀行本店ビルが今年も2位になりました。地価は上がりましたが、ここの上昇率も下がってきています。


青葉通の向かい側では、藤崎百貨店を中心として大規模な再開発計画が進められています。再開発が始まれば地価にも大きな影響が出るのは間違いないでしょうね。


第1位 青葉区中央1-10-1・ヒューモスファイヴ

2022年 4,280,000円、変動率+2.9%
2021年 4,160,000円、変動率+3.5%

そして今回も1位になったのは、JR仙台駅西口の目の前にあるビル「ヒューモスファイヴ」でした。相変わらず2位以下に大きく差をつけての1位です。


ヒューモスファイヴの西側、仙台ホテル跡地の商業施設EDENは再開発が始まるまでの暫定的な施設として営業されていて、EDENと隣のGSビル跡地を所有するオリックスが一体的な再開発を目指しています。今年、EDENのテナント契約が2年間延長されて再開発は2024年以降になってしまいましたが、ヒューモスファイヴは1965年(昭和40年)、ロフトの入る仙台駅前開発ビルは1982年(昭和57年)の完成なので、出来ることなら一帯をまとめて再開発するのが理想的だと思います。いろいろと事情はあるのかもしれませんが、仙台の発展を第一に考えてお互いに協力して欲しいものですね。

※参考記事
河北新報2022年3月23日朝刊記事

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